【生活】ヒロシ君が日記を始めました その4
今までの話はこちら
ヒロシ君が日記を始めました その1
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その2
http://tenkomo.blog46.fc2.com/blog-entry-526.html
その3
http://tenkomo.blog46.fc2.com/blog-entry-527.html
376 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/26(土) 20:11:23 ID:cqbm97X5
5月26日(土)
今日はティンコ君の家でバーベキューをした。
メガネ君は昨日に引き続き今日もパーティーがあるので来れないそうだ。
っていうか今後は毎日パーティーをするので学校自体退学するとメガネ君本人が言った。
………ちょっと待て。
…退学だと…?
突然なんなんだよ…。
なんでいなくなっちゃうんだよ!!
急にそんな事言われても困るよ!!
君のいない学校なんて意味が無いんだ!!!!
戻ってこいよメガネ君!!!!
僕は…!!
僕は~!!!!!!!!!
…っていう展開を希望してたがメガネ君はいつも通りアホな顔晒して目の前にいる。
見れば見るほどストレスのたまる顔だ。
メンバーは僕とダビデ君とティンコ君とモンローちゃんとストレス量産マシーンことメガネ君、それと家主のティンコママだ。
まずは串に肉とか野菜を刺していく。
みんなの様子を見ていたメガネ君が、
『見てらんないよ、みんな!!玉ねぎとピーマンは家族ぐるみで仲が悪いから間に肉を挟んで刺すんだよ!!
そんなの世界の常識じゃないか!!今まで社会の授業で何を学んできたんだよ!!』と、怒り狂っていた。
メガネ君が常識だと思っていることは、全て僕らにとっての非常識だというのが世界の常識なのだ。
常識をわきまえてないメガネ君に腹が立った僕は、持っていた串でメガネ君のメガネのレンズを突いてやった。
ティンコ君はティンコ君で鶏のむね肉と鶏のむね肉の間にウインナーを挟んで『誰かこういう事やらせてくれないかな~』とつぶやいていた。
最近、ティンコ君の言うことが理解できてきた気がしていたがやっぱり無理だ。
どんなイメージを頭に描いているのかさっぱりわからない。
とりあえず殴っといた。
刺した具材を焼くことにした。
メガネ君の腕もついでに焼こうとしたらティンコママに、
『いくらあなたがSで彼がMでもそこまでいくと快楽の域を越えてしまうからやめなさい』と言って止められた。
モンローちゃんにも『そういうプレイはお店でやってね』と言われた。
僕にやめろと言いたいのは伝わってきたが、女性陣揃って言葉のチョイスがいまいち間違っている気がする。
ダビデ君がまだ生の肉を食べようとしていた。
するとティンコママが『生はやめなさい。もしできてしまっても小学生のあなたには責任は取れないでしょ?』と言い、
モンローちゃんが『生の方がいいっていうその気持ちはわかるわ。でもきちんと付ける物は付けて行うのが男の優しさってもんよ』と言った。
…お前ら本当に他人同士か?
言われたダビデ君の頭の上に?マークが出ているのが僕にははっきりと見えた。
焼けた。
よし、食べよう。
僕達は焼けた食材を手にとり食べた。
うまい!!
ダビデ君が『僕ピーマン好きなんだ~』と僕に言ってきた。
するとティンコママが『あらあら、ピーマンが好きなの~?まるでマンピーが好きと言いたげな口ぶりね~。』とダビデ君に言った。
なんなんだマンピーって…。
もう考えるのも面倒くせ~よ。
モンローちゃんはなぜか『しまった!!その手があったか!!』っていう顔してるし。
お前らもう少し小学4年生を対象とした話をしやがれ!!!!
バーベキューはおいしかった。
帰り際、モンローちゃんがティンコママに『今度じっくり二人でお茶でもしませんか?』と誘っていた。
なに意気投合してんだお前ら。
390 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/28(月) 19:32:36 ID:9wQRxhcI
5月28日(月)
今日はみんなで近くの川に生き物を探しに行った。
もう既にメガネ君という二足歩行の生き物を目の当たりにしているが、
こんな有害な生き物じゃなくて心が和む生き物を見たいのだ。
早速、みんなが各々で考えた生き物を捕まえるのに必要な物を見せあうことにした。
ダビデ君はゴキブリほいほいを持ってきた。
僕の考える生き物と彼の考える生き物とでは少しばかりのズレがあるようだ。
ティンコ君は何かを縛る縄を持ってきた。
それを見たモンローちゃんが、
『変態!!縄なんかで何する気!?私女王様なんてやらないからね!!!!』と言ってティンコ君をムチで叩いた。
お前こそムチなんか持ってきて何する気だ。
やれやれ…。
みんな何を考えているんだか。
僕が持ってきたマイナスドライバーを少しは見習えよ。
メガネ君はメガネ君で『僕の天才的な頭脳に勝る道具があると思うかい?』と手ぶらの分際でほざいた。
持ってくるの忘れたのなら正直にそう言えハゲ。
僕は持っていたマイナスドライバーをメガネ君のケツの穴に刺しクルクル回してやった。
川に入り生き物を探した。
するとメガネ君が、
『これなんてどう?さっきからずっと口が半開きだけどわりと整った体型してて可愛らしいと思うんだけどな~。』と言って、
オロナミンCの空き瓶を持ってきた。
こいつはどこをどう見てこれを生き物と判断したのだろうか?
その判断基準を400字詰めの原稿用紙10枚にまとめて提出してほしいくらいだ。
腹が立った。
なので僕はメガネ君をクルクルした。
ティンコ君は草むらにしゃがみこんでじっと何かを見ていた。
どうやら交尾をしているバッタのようだ。
すると『情けねぇ…。僕は自分が情けないよ!!こんな小さな奴でも大人の階段を上っているというのに…。
こいつらだってきっと僕を見てあざ笑ってるんだ!!ちくしょ~!!!!!!もうこの世の終わりだ~!!!!』と言っていきなり泣き出した。
バッタごときに泣かされる人間を初めて見た。
こんな息子を持ったティンコパパとティンコママが可哀想だ。
同情に値する。
そしてティンコ君をクルクルした。
泣きわめくティンコ君にダビデ君が、
『ティンコ君、君の縄が落ちてたよ。しっかり持ってないと忘れるよ。』と言って縄らしき物を優しく差し出した。
ティンコ君は『ありがとう。やけに活きのいい縄だね』と言って涙を拭いて縄らしき物を受け取った。
どっからどう見てもヘビだ。
気付け、お前ら。
ふくらはぎ噛まれてるぞ、ティンコ。
少し離れた所でモンローちゃんが派手に転んだ。
『やだ~!!濡れちゃったじゃない~!!もうパンツまでグッショリ…。やんなっちゃうわ…。』とブツブツ愚痴っていた。
それを見たティンコ君が『大丈夫か!?今すぐパンツを脱ぐんだ!!風邪をひくかもしれない!!
生命の危機がすぐそこまで迫ってるんだぞ!?四の五の言わずに脱ぎやがれ!!!!』と駆け寄った。
メガネ君も『こいつは一大事だ!!モンローちゃん、そんな変態に惑わされるな!!パンツは脱ぐ必要は無いよ!!
穿いた状態で大いに結構!!僕がそこに言ってパンツに染み付いた水分を1ミクロも残さず口で吸い取ってあげよう♪』と駆け寄った。
お前ら脱がせたいのか脱がせたくないのか互いの意見を統一した上で発言しろ。
二人をクルクルしようと思ったらモンローちゃんが『しゃしゃり出てくるんじゃないわよ!!
私のパンツを濡らすこともできない分際で!!水以下の魅力なのよ、あんた達は!!!!』と言い放ち鬼のような右ストレートを放った。
二人は派手な音と共に遥か彼方へぶっ飛ばされた。
メダカしかとれなかった。
するとメガネ君が『メダカだけなんて駄目だからね★』と、ムカつくダジャレをキモい顔で言ったので、
僕はメガネ君の体中の主要な穴を全てクルクルした。
こんな生き物がいるなんて世の中間違っている。
409 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/30(水) 20:19:46 ID:vKYGYlgz
5月30日(水)
最近ウチのクラスでは『脱糞ファイター・空見隼人』というアニメが流行っている。
略して脱糞隼人だ。
毎週水曜日に放映され、今ウチのクラスは男女問わずこのアニメに夢中だ。
脱糞ファイターとは『優雅に美しく、そして他者の基本的人権を尊重しつつ排便をし、
より芸術的な脱糞をライバルと競い合う命知らずの熱い野郎』の事を言う。
ウチのクラスだけでなく全国的にブームのようで、各地で脱糞ファイターチャンピオントーナメントが行われている。
ゲームセンターでは【轟け!!脱糞魂!!!!】という、音楽に合わせてオナラと脱糞をリズミカルに行うリズムゲームが行列を作っている。
そんなこんなで今日本は戦後8度目の脱糞ブームなのだ。
今日はその脱糞隼人の放映日。
五時からなのでそれまでには家に帰らねばならない。
特に今回は『隼人大ピンチ!!!!治らない便秘、出てこない元気、そして手にする芋けんぴ!!』というタイトルなのだ。
きっと物凄い展開が待っているのだろう。
これは何が何でも見なければ僕の未来に光は無い。
今日、僕は学校が終わってからダビデ君とメガネ君とティンコ君の四人で、
サッカーと保健体育を融合したものにハチミツをブレンドして隠し味に右折のウインカーを入れた感じのスポーツをして遊んだ。
ティンコ君の必殺技である【ファイティング更年期】が炸裂してメガネ君の前歯が折れた。
僕とダビデ君はやらずに横で見ていた。
ルールがわからなかったからだ。
一応説明はされたがそれを理解する事は最後まで出来なかった。
所詮変態が興じる遊びだ。
そろそろ脱糞隼人が始まる時間だ。
帰らねば。
するとメガネ君が『あれ?みんなもう帰るのかい?僕という大親友をこの場に残したまま帰るのかい?
一人にされた僕は孤独に耐えかねて道路に身投げをするかもしれないよ?
そんな可能性を引きずった重い心のまま帰るのかい?』とストレスの溜まる表現で引き止めてきた。
メガネ君は脱糞隼人を見ていないらしい。
なので僕らが中途半端な時間に帰るのが気に食わないようだ。
ちなみにモンローちゃんも見ていないらしい。
『アニメじゃ興奮しない』と言っていた。
あの女はあれを実写でやれと言うのか…。
とにかく僕らは家に帰らねばならない。
メガネ君の孤独よりも脱糞隼人の方が明らかに優先順位が高いのだ。
僕らはメガネ君の戯言に耳を貸すことなく家路を急いだ。
後ろから『そっちは最近変質者が多いみたいだからやめた方がいいよ。僕と一緒にいたほうが安全だって!!』という声が聞こえる。
変質者を避けるためなのになんで変質者と一緒にいなくちゃならんのだ。
メガネ君の言うことはいちいち変質だ。
家に着いた。
テレビを付けた。
僕らはワクワクして待った。
便意を我慢して待ち続けた。
だが脱糞隼人はやらなかった。
脱糞隼人はPTAからの度重なる苦情により放送を打ち切られたそうだ。
僕らの青春がまた一つ、大人の身勝手な行動で奪われた。
421 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/31(木) 19:22:17 ID:+R+GdX9E
5月31日(木)
今日の昼休み、僕はメガネ君に呼び出された。
いつもなら声をかけてこようもんなら左右の頬を原形が崩れるまで殴った後シカトを貫くとこだが、
今日はマジな顔をしていたので話だけでも聞くことにした。
『ヒロシ君、僕はちょいと小耳にはさんだ事があるんだ。え?何をはさんだかって?おいおい、そんなに焦るなよ。
僕の話に血湧き肉踊る気持ちはわかるが、答えを急がせるのはこの天才に対してマナー違反だぜ。
僕ですら胸の鼓動の高まりを抑えるのに苦労する話だというのに、
一般的な知能しか持ち合わせていないヒロシ君がこの話を聞いたら失禁どころじゃすまないぜ。』と、
メガネ君は話の節々で僕に殴られながらも(計23発)無駄な話をし始めた。
『僕はある噂を聞いてしまったんだ………!!
モンローちゃんが(僕の女が)………
あのモンローちゃんが……………
ブラジャーをつけ始めたって噂を!!!!!!!!!』
さぁ帰ってカバディでもやるか。
シカトして帰ろうとしたがメガネ君に腕をつかまれ引き止められた。
『この目で確認しようじゃないか!!!!あの純真無垢なモンローちゃんが本当にそんな物に手を出したのかどうか!!』とこいつはしつこい。
なんなんだこいつは。
あの女のどこにお前の心を揺さぶる要素があるというのだ。
ブラジャーしてたらどうするつもりだ。
色々疑問が浮上してきたが、僕の心にはたった一つだけ確かな事があった。
それはメガネ君を殴る事だ。
僕は24発目の拳をメガネ君にぶつけた。
結局メガネ君の調査に付き合うことにした。
ティンコ君も一緒だ。
『待ちたまえ!!君みたいな下品な男が入り込んでいい問題ではないだろう。
どうせ「モンローちゃんのブラジャーになりたいぜ!!!!」とか愚かな考えを持っているに違いない。
変態はお断りだ!!帰りたまえ!!!!』とメガネ君が言い、
『図に乗るなメガネ!!!!お前のことだ。モンローちゃんがブラジャーを着けている事を確認したら、
「ブラジャーとメガネってなんか全体像が似てるよね~。僕たち似た者同士だね~♪」とか言ってまた一歩親密になるつもりだろうが!!
変態はお前だ!!!!失せろ!!!!』とティンコ君が言った。
もう今だけは変態でいい。
僕は帰りたい。
失せたい。
モンローちゃんは校舎裏で『いや~ん♪』とか『ぁん…』とか、本を片手にどこで活かされるのかわからないような発声練習をしていた。
変態二人の話し合いにより、モンローちゃんの背後に回ってシャツにブラジャーの線が浮き出ているかどうかを見る方法をとるそうだ。
僕はモンローちゃんの注意を引き付ける為に、モンローちゃんに話しかける役に任命された。
なんて不名誉な役だ…。
僕は『ねぇモンローちゃん。メガネ君とティンコ君の変態コンビについてどう思う?』と
、目を閉じて虚ろな表情で発声練習をしているモンローちゃんに近付いて聞いてみた。
モンローちゃんは『二人とも生きてる価値は無いわね。まあ死ぬ価値も無いけどね。
というか死ぬ為の時間を与える事すらあいつらにはもったいないわね。でも気持ち的には死んでほしいわ♪』と、
体をこちらに向けて答えてきた。
二人はモンローちゃんの背後に回った。
モンローちゃんの背中を変態丸出しな目つきで見る二人。
そしてメガネ君が叫んだ。
『こ、これは~!!!!!!!!????????』
ティンコ君も叫んだ。
『な、なんですと~!!!!!!!!????????』
二人が何をみたかは知らない。
だかティッシュを買って帰る二人の後ろ姿はやけに誇らしげだった。
434 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/01(金) 21:31:37 ID:wS/w9of0
6月1日(金)
今日の僕はひねくれている。
午後の紅茶を午前中に飲んでやった。
ポケットティッシュをかばんに入れてやった。
人指し指で犬を指した。
メモ帳にメモをせずに捨てた。
両面テープを片面しか使わないでやった。
手袋を足に着けた。
折り紙を折らなかった。
靴下を靴の上から穿いてやった。
カエルが泣くのに帰らなかった。
休み時間に休まなかった。
ビデオに砂嵐を録画した。
合いもしないジグソーパズルを強引に繋げてやった。
スラムダンクを最終巻だけ読まなかった。
10mlのポカリスエットを水で百倍に薄めて飲んだ。
青信号を無視した。
周りに『カメムシの匂いってなんだか落ち着くよな~』と嘘をついた。
テストの解答欄を【酢昆布】で埋め尽くした。
おみやげにもらったキーホルダーを靴に付けた。
何もない壁に画鋲を刺した。
100円ショップで商品の値段を店員に聞いた。
公園の砂場にシーチキンを混ぜた。
定規で○を書いた。
ハンガーに生肉を干した。
マンガなのに極力絵を見ない努力をした。
小説なのに極力隅っこの空白を見る努力をした。
導火線をどうもせんかった。
のど飴を舐めて筋肉痛を治そうとした。
ありもしない宗教をかたくなに信仰した。
年齢を二ヶ月さばよんだ。
朝御飯を夕方食べた。
ゴミ箱におじいちゃんの形見を捨てた。
仏壇に10円ガムの当たりと書かれた紙を供えた。
ポストに自分宛ての手紙を投函した。
目覚まし時計を意味もなく12時12分にセットした。
座布団に敷かれた。
勝手に今日を【ボラギノール記念日】に制定した。
ご飯でのりをまいたおにぎりを作った。
知らないおじさんの写真でアルバムを埋め尽した。
役が無いのにロンをした。
クーラーを作動させておきながらストーブをつけた。
芳香剤の両隣に納豆を置いてやった。
ゴキブリを叩き潰したスリッパを親父に履かせた。
ガムテープを噛みながらガムを貼った。
ありったけのナタデココを全て握り潰した。
今日の僕はひねくれている。
だってメガネ君を殴らなかったからだ。
448 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/02(土) 21:38:32 ID:tc7u0/Pb
6月2日(土)
メガネ君が『最近僕は超能力に目覚めたんだ。』と、また電波な事を言い出した。
よせばいいのに、その話にダビデ君が食い付いた。
メガネ君は嬉しそうな顔で『気付いたのは四日前かな。ぼんやりと時計を眺めていたんだよ。
そしてふと「動け!!」って念じてみたんだよ。そしたら長いほうの針が動いたんだ!!!!角度的に6゜ね。
最初は信じられなかったよ。だから一分程経った時にもう一度「動け!!」って念じてみたんだ。二度目も成功したよ。
針は同じように6゜動いたんだ。自分で自分が信じられなかったよ!!まさか天才な上に超能力まで習得してしまうなんて…。』とほざいた。
なんて下品な笑顔をしてやがるんだ…。
まあダビデ君はデジタル時計をイメージしているせいかメガネ君の話をイマイチ理解できていないようだ。
不快な話を聞かされて血行が悪くなった気がした僕はメガネ君の首の動脈をおもいっきりチョップしといた。
メガネ君の超能力話にティンコ君も食い付いた。
『だったらよ~。その力でモンローちゃんのスカートをガバッとめくってくれよ!!ちくわあげるからさ~。』と交渉を持ちかけた。
メガネ君は『しょうがないな~。紳士な僕としては気が進まないが、ちくわに免じてサービスしてやるか。』と言って承諾した。
ターゲットのモンローちゃんは顔にかけた練乳を舐めている最中だった。
メガネ君は『地中のみんな!!オラ(天才)にほんの99%の元気を分けてくれ~!!!!残りの1%は希望者のみお願いします!!!!』と言って、
空に手をかざしはじめた。
地中ってお前…。
かぶと虫の幼虫とかモグラから元気もらってどうすんだ。
『……………来た来た来た~!!!!!!!!天才の僕も驚くほどの力が集まったぜ!!飛距離で言うと145mかな。』とメガネ君は言う。
なんでこんな変態のために地中で必死に生きる生き物達が犠牲にならんといかんのだ。
すまないみんな。
彼らを代表して僕がメガネ君の乳首をありったけの元気でつねっといた。
『よし!!!!いくぜ!!!!!!!』
そう言うとメガネ君は両手をモンローちゃんに向け念じ始めた。
『…
…
…
…
…
…はぁ~!!!!』
メガネ君が顔を真っ赤にして必死にスカートをめくろうとしている。
いっそのことその浮き出た血管を鋭利な刃物でスパッとひとおもいにやってしまいたかった。
その思いを法律が邪魔をする。
『がんばれメガネ君!!!!頑張るんだ!!!!君の分のティッシュは確保しといたぜ!!!!』
ティンコ君の声援が聞こえる。
その不快な声援を永遠に言えなくなるよう正拳で霊園に送り込んでやろうかと考えたがまたも法律が邪魔をする。
メガネ君はなおも頑張るがスカートはめくれない。
だんだんティンコ君が『てめ~!!!!何も起きね~じゃね~か!!!!スカートめくる前にてめ~の爪を力付くでめくってやろ~か!!!!?』と怒り始めた。
メガネ君も『これだから低能な一般peopleは困るんだ。君みたいに下心で行動する人間には超能力は発動しないのだ!!!!
スカートスカートほざいてないで家でおとなしくマリオカートでもやってたらどうだい!!!?』と反論する。
『ふざけんな!!!!できね~ならできね~って言えタコ!!!!俺のハンドパワーでチンコひっこ抜くぞ!!!!』
『そういう野蛮な事しか考えられないのかい!?君の発想にはネアンデルタール人もお手上げだぜ!!!!』
この醜い言い争いは僕が『モンローちゃん、今日ズボンだよ』と一言伝えれば終わるのだろうか?
480 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/05(火) 19:41:55 ID:wfTm3AF2
6月5日(火)
今日は飼育委員に呼び出された。
うさぎ小屋にいるパパイヤをどこかよそへ移してほしいとのことだ。
パパイヤがいるとストレスでうさぎが情緒不安定になるらしい。
何を言うか。
見ず知らずのうさぎばかりがいるうさぎ小屋に泣く泣く放り込まれたパパイヤの気持ちがお前らにわかるとでもいうのか!?
暴力中心の話し合いで説得しようかと思ったが、血も涙も無い飼育委員に僕らの言葉という名の鉄拳が伝わるとは思えない。
しぶしぶパパイヤの引っ越しを了承した。
また僕とダビデ君の二人で学校内でパパイヤが生活できる場所を探さねばならない。
それすなわち、メガネ君とティンコ君が立ち入ることの無い場所という事だ。
女子トイレは駄目だ。
以前メガネ君が薄型のカメラで盗撮をはかった場所だ。
いわばメガネ君のホームグラウンドだ。
危険すぎる。
男子トイレの方がマシなくらいだ。
屋上も駄目だ。
よくティンコ君が双眼鏡片手にどこかを見ているからだ。
景色見てるだけでハァハァ息荒くしてんじゃね~よ!!
どこか目立たない木の下はどうだろうか?
………いや、駄目だ!!
『やあ木下君。今日はいやに背が高いじゃないか。セノビーでも飲んだのかい?』と、
メガネ君が毎日日替わりで校内の色々な木に話しかけている姿が度々目撃されている。
くそ、選ぶ木がランダムなのがタチが悪い!!
掃除道具を入れるロッカーはどうだ?
………駄目だ。
もう完全にいじめの手口じゃないか…。
こぼした牛乳を拭いた雑巾が放り込まれたりしたらもう揺るぎ無い。
あっ、校長室はどうだろう?
あそこは生徒が頻繁に出入りする場所ではないぞ!!
………あそこはサムゲタン先生がよく校長に叱られてる所だった。
36にもなって独身のサムゲタン先生なら犬に手を出してもおかしくないだろう。
いい歳こいて大事な書類に顔文字使ってんじゃね~よ(;´д`)
大胆不敵に廊下はどうだろうか?
………いや、またティンコ君が邪魔になってくる。
よく『廊下で僕と愛のピストン運動やろうか?』という、ダジャレ混じりの口説き文句を一年生の女の子に言っているみたいだ。
犯罪だろそれは…。
多少残酷な扱いになるが、教室のゴミ箱の中はどうだろうか?
あそこなら誰も好きこのんで近寄ったりはしないだろう。
……………………メガネ!!!!!!!!
あのメガネが『社会には溶け込めず、他人から必要とされる事もない、この世に存在する物質の底辺に位置するのが君達ゴミなんだよ!!!!
近寄らないでくれ!!君達のマイナスオーラが僕の輝ける未来を汚しかねないからね!!』と、
毎日掃除の時間にゴミ箱のゴミを罵っているのを忘れていたぜ!!
ゴミはてめ~だろうが!!!!
くそ!!!!
パパイヤの逃げ道はあの変態共に完全に塞がれた!!
なんて性根の腐った奴らなんだ…。
こんなかよわい犬一匹いじめて楽しいか!!!?
仕方がないので、未使用の空いている教室に住まわせることにした。
ここだと『僕の持っているこの未使用の大人のゴムを僕と一緒に使用済みに変えてみたくないかい?』と、一年生の女の子にティンコ君が言い出す恐れがあるが、もうそこは目を瞑ろう。
とにもかくにもパパイヤの新しい住まいはこの空き教室に決まったのだ。
不安で不安で尿意をもよおしそうだぜ…。
500 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/08(金) 20:41:55 ID:xjega3Pk
6月8日(金)
今日は避難訓練がある。
避難訓練とは火事や地震から避難する練習なのだ。
メガネ君はそれに加えて周りからの非難からも避難しないといけないので大変だ。
気の毒なのでメガネ君の鼻毛を左右20本ずつ抜いてあげた。
サムゲタン先生は避難訓練を廃止したいらしい。
『お前らそれでいいのか!!!?鬼ごっこでは鬼から逃げてこの避難訓練でも災害から逃げて…。
お前ら逃げてばかりじゃないか!!!?敵に背を向けるな!!立ち向かえよ!!!!お前たちならできる!!!!!』と長々と言っていた。
災害相手に何をしろと言うのだ。
腹が立ったのでサムゲタン先生の給食に尋常じゃない量の塩を混ぜておいた。
避難訓練はベルが鳴ったら防災クッションをかぶって机のしたに隠れる事になっている。
するとまたサムゲタン先生が『都合の悪いことが起こったらすぐ隠れるのか!!!?悪い政治家の悪いとこだけ見習いやがって!!!!
先生はお前らをそんな風にするために、毎日二時間かくれんぼやらせてるわけじゃないぞ!!!!』とほざいた。
うるさい中年だ。
毎日飽きもせず廊下でかくれんぼやらせやがって…。
あんな見通しのいい場所のどこに隠れろと言うのだ。
腹が立った僕はとりあえずメガネ君に怒りの拳をぶつけた。
ちゃんと防災クッションで守られていない顔面を殴ったので問題なしだ。
次は避難だ。
避難する時には守らなければならない3つの約束【お・か・し】がある。
『逃げて隠れてばかりのお前らでもこの3つの約束は知ってるだろ~な!!!?誰か答えてみやがれ4年坊主!!!!!!』と、
サムゲタン先生の熱血指導は続く。
そんなの【押さない・駆けない・喋らない】に決まってるじゃないか!!
するとモンローちゃんが手をあげた。
モンローちゃんは、
お→『お前がほしい!!!!』
か→彼は真面目に言うけれど
し→視線はなぜか私のおっぱい…
と答えた。
疑問に思うならその胸元が大きく開いた服をどうにかしたらどうだ。
ペチャパイの癖して生意気だぞ。
次にティンコ君が手をあげた。
『お・か・しの〈お〉は【おさない】だぜ!!!!』と答えた。
…………………奇跡だ。
今ここで100年に一度、予感すらあるかどうかの奇跡が舞い降りたのだ。
まさかティンコ君がこの約束を存じあげているとは…。
やべぇ…………………感激の涙でぼやけてティンコ君がイケメンに見えてきたぜ!!!!!!!!
感激する僕をよそにティンコ君は、
お→幼い
か→顔して
し→しまりが良い!!
と答えた。
………裏切られた。
僕はティンコ君に裏切られたのだ。
どこのしまりだ。
ふざけるな!!!!
心を痛めた僕はティンコ君の股関節をつま先で蹴りあげてやった。
ダビデ君は、
お→押さない
か→書かない
し→しゃべらせない
と答えた。
キャッチセールスに騙されない為の心構えと勘違いしているらしい。
メガネ君がなんか必死にボケを考えていたようだがその前に避難を始める時間になったので避難した。
その時のメガネ君のΣ(゜ロ゜)という顔が個人的にはツボだった。
僕は笑った。
大いに笑った。
運動場の真ん中に避難して避難訓練は終わった。
出火元の設定は職員室だったようだ。
教員が揃いも揃ってなんてザマだ。
続き ヒロシ君が日記を始めました その5は↓(更新後反映)
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ヒロシ君が日記を始めました その1
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その2
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その3
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376 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/26(土) 20:11:23 ID:cqbm97X5
5月26日(土)
今日はティンコ君の家でバーベキューをした。
メガネ君は昨日に引き続き今日もパーティーがあるので来れないそうだ。
っていうか今後は毎日パーティーをするので学校自体退学するとメガネ君本人が言った。
………ちょっと待て。
…退学だと…?
突然なんなんだよ…。
なんでいなくなっちゃうんだよ!!
急にそんな事言われても困るよ!!
君のいない学校なんて意味が無いんだ!!!!
戻ってこいよメガネ君!!!!
僕は…!!
僕は~!!!!!!!!!
…っていう展開を希望してたがメガネ君はいつも通りアホな顔晒して目の前にいる。
見れば見るほどストレスのたまる顔だ。
メンバーは僕とダビデ君とティンコ君とモンローちゃんとストレス量産マシーンことメガネ君、それと家主のティンコママだ。
まずは串に肉とか野菜を刺していく。
みんなの様子を見ていたメガネ君が、
『見てらんないよ、みんな!!玉ねぎとピーマンは家族ぐるみで仲が悪いから間に肉を挟んで刺すんだよ!!
そんなの世界の常識じゃないか!!今まで社会の授業で何を学んできたんだよ!!』と、怒り狂っていた。
メガネ君が常識だと思っていることは、全て僕らにとっての非常識だというのが世界の常識なのだ。
常識をわきまえてないメガネ君に腹が立った僕は、持っていた串でメガネ君のメガネのレンズを突いてやった。
ティンコ君はティンコ君で鶏のむね肉と鶏のむね肉の間にウインナーを挟んで『誰かこういう事やらせてくれないかな~』とつぶやいていた。
最近、ティンコ君の言うことが理解できてきた気がしていたがやっぱり無理だ。
どんなイメージを頭に描いているのかさっぱりわからない。
とりあえず殴っといた。
刺した具材を焼くことにした。
メガネ君の腕もついでに焼こうとしたらティンコママに、
『いくらあなたがSで彼がMでもそこまでいくと快楽の域を越えてしまうからやめなさい』と言って止められた。
モンローちゃんにも『そういうプレイはお店でやってね』と言われた。
僕にやめろと言いたいのは伝わってきたが、女性陣揃って言葉のチョイスがいまいち間違っている気がする。
ダビデ君がまだ生の肉を食べようとしていた。
するとティンコママが『生はやめなさい。もしできてしまっても小学生のあなたには責任は取れないでしょ?』と言い、
モンローちゃんが『生の方がいいっていうその気持ちはわかるわ。でもきちんと付ける物は付けて行うのが男の優しさってもんよ』と言った。
…お前ら本当に他人同士か?
言われたダビデ君の頭の上に?マークが出ているのが僕にははっきりと見えた。
焼けた。
よし、食べよう。
僕達は焼けた食材を手にとり食べた。
うまい!!
ダビデ君が『僕ピーマン好きなんだ~』と僕に言ってきた。
するとティンコママが『あらあら、ピーマンが好きなの~?まるでマンピーが好きと言いたげな口ぶりね~。』とダビデ君に言った。
なんなんだマンピーって…。
もう考えるのも面倒くせ~よ。
モンローちゃんはなぜか『しまった!!その手があったか!!』っていう顔してるし。
お前らもう少し小学4年生を対象とした話をしやがれ!!!!
バーベキューはおいしかった。
帰り際、モンローちゃんがティンコママに『今度じっくり二人でお茶でもしませんか?』と誘っていた。
なに意気投合してんだお前ら。
390 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/28(月) 19:32:36 ID:9wQRxhcI
5月28日(月)
今日はみんなで近くの川に生き物を探しに行った。
もう既にメガネ君という二足歩行の生き物を目の当たりにしているが、
こんな有害な生き物じゃなくて心が和む生き物を見たいのだ。
早速、みんなが各々で考えた生き物を捕まえるのに必要な物を見せあうことにした。
ダビデ君はゴキブリほいほいを持ってきた。
僕の考える生き物と彼の考える生き物とでは少しばかりのズレがあるようだ。
ティンコ君は何かを縛る縄を持ってきた。
それを見たモンローちゃんが、
『変態!!縄なんかで何する気!?私女王様なんてやらないからね!!!!』と言ってティンコ君をムチで叩いた。
お前こそムチなんか持ってきて何する気だ。
やれやれ…。
みんな何を考えているんだか。
僕が持ってきたマイナスドライバーを少しは見習えよ。
メガネ君はメガネ君で『僕の天才的な頭脳に勝る道具があると思うかい?』と手ぶらの分際でほざいた。
持ってくるの忘れたのなら正直にそう言えハゲ。
僕は持っていたマイナスドライバーをメガネ君のケツの穴に刺しクルクル回してやった。
川に入り生き物を探した。
するとメガネ君が、
『これなんてどう?さっきからずっと口が半開きだけどわりと整った体型してて可愛らしいと思うんだけどな~。』と言って、
オロナミンCの空き瓶を持ってきた。
こいつはどこをどう見てこれを生き物と判断したのだろうか?
その判断基準を400字詰めの原稿用紙10枚にまとめて提出してほしいくらいだ。
腹が立った。
なので僕はメガネ君をクルクルした。
ティンコ君は草むらにしゃがみこんでじっと何かを見ていた。
どうやら交尾をしているバッタのようだ。
すると『情けねぇ…。僕は自分が情けないよ!!こんな小さな奴でも大人の階段を上っているというのに…。
こいつらだってきっと僕を見てあざ笑ってるんだ!!ちくしょ~!!!!!!もうこの世の終わりだ~!!!!』と言っていきなり泣き出した。
バッタごときに泣かされる人間を初めて見た。
こんな息子を持ったティンコパパとティンコママが可哀想だ。
同情に値する。
そしてティンコ君をクルクルした。
泣きわめくティンコ君にダビデ君が、
『ティンコ君、君の縄が落ちてたよ。しっかり持ってないと忘れるよ。』と言って縄らしき物を優しく差し出した。
ティンコ君は『ありがとう。やけに活きのいい縄だね』と言って涙を拭いて縄らしき物を受け取った。
どっからどう見てもヘビだ。
気付け、お前ら。
ふくらはぎ噛まれてるぞ、ティンコ。
少し離れた所でモンローちゃんが派手に転んだ。
『やだ~!!濡れちゃったじゃない~!!もうパンツまでグッショリ…。やんなっちゃうわ…。』とブツブツ愚痴っていた。
それを見たティンコ君が『大丈夫か!?今すぐパンツを脱ぐんだ!!風邪をひくかもしれない!!
生命の危機がすぐそこまで迫ってるんだぞ!?四の五の言わずに脱ぎやがれ!!!!』と駆け寄った。
メガネ君も『こいつは一大事だ!!モンローちゃん、そんな変態に惑わされるな!!パンツは脱ぐ必要は無いよ!!
穿いた状態で大いに結構!!僕がそこに言ってパンツに染み付いた水分を1ミクロも残さず口で吸い取ってあげよう♪』と駆け寄った。
お前ら脱がせたいのか脱がせたくないのか互いの意見を統一した上で発言しろ。
二人をクルクルしようと思ったらモンローちゃんが『しゃしゃり出てくるんじゃないわよ!!
私のパンツを濡らすこともできない分際で!!水以下の魅力なのよ、あんた達は!!!!』と言い放ち鬼のような右ストレートを放った。
二人は派手な音と共に遥か彼方へぶっ飛ばされた。
メダカしかとれなかった。
するとメガネ君が『メダカだけなんて駄目だからね★』と、ムカつくダジャレをキモい顔で言ったので、
僕はメガネ君の体中の主要な穴を全てクルクルした。
こんな生き物がいるなんて世の中間違っている。
409 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/30(水) 20:19:46 ID:vKYGYlgz
5月30日(水)
最近ウチのクラスでは『脱糞ファイター・空見隼人』というアニメが流行っている。
略して脱糞隼人だ。
毎週水曜日に放映され、今ウチのクラスは男女問わずこのアニメに夢中だ。
脱糞ファイターとは『優雅に美しく、そして他者の基本的人権を尊重しつつ排便をし、
より芸術的な脱糞をライバルと競い合う命知らずの熱い野郎』の事を言う。
ウチのクラスだけでなく全国的にブームのようで、各地で脱糞ファイターチャンピオントーナメントが行われている。
ゲームセンターでは【轟け!!脱糞魂!!!!】という、音楽に合わせてオナラと脱糞をリズミカルに行うリズムゲームが行列を作っている。
そんなこんなで今日本は戦後8度目の脱糞ブームなのだ。
今日はその脱糞隼人の放映日。
五時からなのでそれまでには家に帰らねばならない。
特に今回は『隼人大ピンチ!!!!治らない便秘、出てこない元気、そして手にする芋けんぴ!!』というタイトルなのだ。
きっと物凄い展開が待っているのだろう。
これは何が何でも見なければ僕の未来に光は無い。
今日、僕は学校が終わってからダビデ君とメガネ君とティンコ君の四人で、
サッカーと保健体育を融合したものにハチミツをブレンドして隠し味に右折のウインカーを入れた感じのスポーツをして遊んだ。
ティンコ君の必殺技である【ファイティング更年期】が炸裂してメガネ君の前歯が折れた。
僕とダビデ君はやらずに横で見ていた。
ルールがわからなかったからだ。
一応説明はされたがそれを理解する事は最後まで出来なかった。
所詮変態が興じる遊びだ。
そろそろ脱糞隼人が始まる時間だ。
帰らねば。
するとメガネ君が『あれ?みんなもう帰るのかい?僕という大親友をこの場に残したまま帰るのかい?
一人にされた僕は孤独に耐えかねて道路に身投げをするかもしれないよ?
そんな可能性を引きずった重い心のまま帰るのかい?』とストレスの溜まる表現で引き止めてきた。
メガネ君は脱糞隼人を見ていないらしい。
なので僕らが中途半端な時間に帰るのが気に食わないようだ。
ちなみにモンローちゃんも見ていないらしい。
『アニメじゃ興奮しない』と言っていた。
あの女はあれを実写でやれと言うのか…。
とにかく僕らは家に帰らねばならない。
メガネ君の孤独よりも脱糞隼人の方が明らかに優先順位が高いのだ。
僕らはメガネ君の戯言に耳を貸すことなく家路を急いだ。
後ろから『そっちは最近変質者が多いみたいだからやめた方がいいよ。僕と一緒にいたほうが安全だって!!』という声が聞こえる。
変質者を避けるためなのになんで変質者と一緒にいなくちゃならんのだ。
メガネ君の言うことはいちいち変質だ。
家に着いた。
テレビを付けた。
僕らはワクワクして待った。
便意を我慢して待ち続けた。
だが脱糞隼人はやらなかった。
脱糞隼人はPTAからの度重なる苦情により放送を打ち切られたそうだ。
僕らの青春がまた一つ、大人の身勝手な行動で奪われた。
421 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/05/31(木) 19:22:17 ID:+R+GdX9E
5月31日(木)
今日の昼休み、僕はメガネ君に呼び出された。
いつもなら声をかけてこようもんなら左右の頬を原形が崩れるまで殴った後シカトを貫くとこだが、
今日はマジな顔をしていたので話だけでも聞くことにした。
『ヒロシ君、僕はちょいと小耳にはさんだ事があるんだ。え?何をはさんだかって?おいおい、そんなに焦るなよ。
僕の話に血湧き肉踊る気持ちはわかるが、答えを急がせるのはこの天才に対してマナー違反だぜ。
僕ですら胸の鼓動の高まりを抑えるのに苦労する話だというのに、
一般的な知能しか持ち合わせていないヒロシ君がこの話を聞いたら失禁どころじゃすまないぜ。』と、
メガネ君は話の節々で僕に殴られながらも(計23発)無駄な話をし始めた。
『僕はある噂を聞いてしまったんだ………!!
モンローちゃんが(僕の女が)………
あのモンローちゃんが……………
ブラジャーをつけ始めたって噂を!!!!!!!!!』
さぁ帰ってカバディでもやるか。
シカトして帰ろうとしたがメガネ君に腕をつかまれ引き止められた。
『この目で確認しようじゃないか!!!!あの純真無垢なモンローちゃんが本当にそんな物に手を出したのかどうか!!』とこいつはしつこい。
なんなんだこいつは。
あの女のどこにお前の心を揺さぶる要素があるというのだ。
ブラジャーしてたらどうするつもりだ。
色々疑問が浮上してきたが、僕の心にはたった一つだけ確かな事があった。
それはメガネ君を殴る事だ。
僕は24発目の拳をメガネ君にぶつけた。
結局メガネ君の調査に付き合うことにした。
ティンコ君も一緒だ。
『待ちたまえ!!君みたいな下品な男が入り込んでいい問題ではないだろう。
どうせ「モンローちゃんのブラジャーになりたいぜ!!!!」とか愚かな考えを持っているに違いない。
変態はお断りだ!!帰りたまえ!!!!』とメガネ君が言い、
『図に乗るなメガネ!!!!お前のことだ。モンローちゃんがブラジャーを着けている事を確認したら、
「ブラジャーとメガネってなんか全体像が似てるよね~。僕たち似た者同士だね~♪」とか言ってまた一歩親密になるつもりだろうが!!
変態はお前だ!!!!失せろ!!!!』とティンコ君が言った。
もう今だけは変態でいい。
僕は帰りたい。
失せたい。
モンローちゃんは校舎裏で『いや~ん♪』とか『ぁん…』とか、本を片手にどこで活かされるのかわからないような発声練習をしていた。
変態二人の話し合いにより、モンローちゃんの背後に回ってシャツにブラジャーの線が浮き出ているかどうかを見る方法をとるそうだ。
僕はモンローちゃんの注意を引き付ける為に、モンローちゃんに話しかける役に任命された。
なんて不名誉な役だ…。
僕は『ねぇモンローちゃん。メガネ君とティンコ君の変態コンビについてどう思う?』と
、目を閉じて虚ろな表情で発声練習をしているモンローちゃんに近付いて聞いてみた。
モンローちゃんは『二人とも生きてる価値は無いわね。まあ死ぬ価値も無いけどね。
というか死ぬ為の時間を与える事すらあいつらにはもったいないわね。でも気持ち的には死んでほしいわ♪』と、
体をこちらに向けて答えてきた。
二人はモンローちゃんの背後に回った。
モンローちゃんの背中を変態丸出しな目つきで見る二人。
そしてメガネ君が叫んだ。
『こ、これは~!!!!!!!!????????』
ティンコ君も叫んだ。
『な、なんですと~!!!!!!!!????????』
二人が何をみたかは知らない。
だかティッシュを買って帰る二人の後ろ姿はやけに誇らしげだった。
434 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/01(金) 21:31:37 ID:wS/w9of0
6月1日(金)
今日の僕はひねくれている。
午後の紅茶を午前中に飲んでやった。
ポケットティッシュをかばんに入れてやった。
人指し指で犬を指した。
メモ帳にメモをせずに捨てた。
両面テープを片面しか使わないでやった。
手袋を足に着けた。
折り紙を折らなかった。
靴下を靴の上から穿いてやった。
カエルが泣くのに帰らなかった。
休み時間に休まなかった。
ビデオに砂嵐を録画した。
合いもしないジグソーパズルを強引に繋げてやった。
スラムダンクを最終巻だけ読まなかった。
10mlのポカリスエットを水で百倍に薄めて飲んだ。
青信号を無視した。
周りに『カメムシの匂いってなんだか落ち着くよな~』と嘘をついた。
テストの解答欄を【酢昆布】で埋め尽くした。
おみやげにもらったキーホルダーを靴に付けた。
何もない壁に画鋲を刺した。
100円ショップで商品の値段を店員に聞いた。
公園の砂場にシーチキンを混ぜた。
定規で○を書いた。
ハンガーに生肉を干した。
マンガなのに極力絵を見ない努力をした。
小説なのに極力隅っこの空白を見る努力をした。
導火線をどうもせんかった。
のど飴を舐めて筋肉痛を治そうとした。
ありもしない宗教をかたくなに信仰した。
年齢を二ヶ月さばよんだ。
朝御飯を夕方食べた。
ゴミ箱におじいちゃんの形見を捨てた。
仏壇に10円ガムの当たりと書かれた紙を供えた。
ポストに自分宛ての手紙を投函した。
目覚まし時計を意味もなく12時12分にセットした。
座布団に敷かれた。
勝手に今日を【ボラギノール記念日】に制定した。
ご飯でのりをまいたおにぎりを作った。
知らないおじさんの写真でアルバムを埋め尽した。
役が無いのにロンをした。
クーラーを作動させておきながらストーブをつけた。
芳香剤の両隣に納豆を置いてやった。
ゴキブリを叩き潰したスリッパを親父に履かせた。
ガムテープを噛みながらガムを貼った。
ありったけのナタデココを全て握り潰した。
今日の僕はひねくれている。
だってメガネ君を殴らなかったからだ。
448 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/02(土) 21:38:32 ID:tc7u0/Pb
6月2日(土)
メガネ君が『最近僕は超能力に目覚めたんだ。』と、また電波な事を言い出した。
よせばいいのに、その話にダビデ君が食い付いた。
メガネ君は嬉しそうな顔で『気付いたのは四日前かな。ぼんやりと時計を眺めていたんだよ。
そしてふと「動け!!」って念じてみたんだよ。そしたら長いほうの針が動いたんだ!!!!角度的に6゜ね。
最初は信じられなかったよ。だから一分程経った時にもう一度「動け!!」って念じてみたんだ。二度目も成功したよ。
針は同じように6゜動いたんだ。自分で自分が信じられなかったよ!!まさか天才な上に超能力まで習得してしまうなんて…。』とほざいた。
なんて下品な笑顔をしてやがるんだ…。
まあダビデ君はデジタル時計をイメージしているせいかメガネ君の話をイマイチ理解できていないようだ。
不快な話を聞かされて血行が悪くなった気がした僕はメガネ君の首の動脈をおもいっきりチョップしといた。
メガネ君の超能力話にティンコ君も食い付いた。
『だったらよ~。その力でモンローちゃんのスカートをガバッとめくってくれよ!!ちくわあげるからさ~。』と交渉を持ちかけた。
メガネ君は『しょうがないな~。紳士な僕としては気が進まないが、ちくわに免じてサービスしてやるか。』と言って承諾した。
ターゲットのモンローちゃんは顔にかけた練乳を舐めている最中だった。
メガネ君は『地中のみんな!!オラ(天才)にほんの99%の元気を分けてくれ~!!!!残りの1%は希望者のみお願いします!!!!』と言って、
空に手をかざしはじめた。
地中ってお前…。
かぶと虫の幼虫とかモグラから元気もらってどうすんだ。
『……………来た来た来た~!!!!!!!!天才の僕も驚くほどの力が集まったぜ!!飛距離で言うと145mかな。』とメガネ君は言う。
なんでこんな変態のために地中で必死に生きる生き物達が犠牲にならんといかんのだ。
すまないみんな。
彼らを代表して僕がメガネ君の乳首をありったけの元気でつねっといた。
『よし!!!!いくぜ!!!!!!!』
そう言うとメガネ君は両手をモンローちゃんに向け念じ始めた。
『…
…
…
…
…
…はぁ~!!!!』
メガネ君が顔を真っ赤にして必死にスカートをめくろうとしている。
いっそのことその浮き出た血管を鋭利な刃物でスパッとひとおもいにやってしまいたかった。
その思いを法律が邪魔をする。
『がんばれメガネ君!!!!頑張るんだ!!!!君の分のティッシュは確保しといたぜ!!!!』
ティンコ君の声援が聞こえる。
その不快な声援を永遠に言えなくなるよう正拳で霊園に送り込んでやろうかと考えたがまたも法律が邪魔をする。
メガネ君はなおも頑張るがスカートはめくれない。
だんだんティンコ君が『てめ~!!!!何も起きね~じゃね~か!!!!スカートめくる前にてめ~の爪を力付くでめくってやろ~か!!!!?』と怒り始めた。
メガネ君も『これだから低能な一般peopleは困るんだ。君みたいに下心で行動する人間には超能力は発動しないのだ!!!!
スカートスカートほざいてないで家でおとなしくマリオカートでもやってたらどうだい!!!?』と反論する。
『ふざけんな!!!!できね~ならできね~って言えタコ!!!!俺のハンドパワーでチンコひっこ抜くぞ!!!!』
『そういう野蛮な事しか考えられないのかい!?君の発想にはネアンデルタール人もお手上げだぜ!!!!』
この醜い言い争いは僕が『モンローちゃん、今日ズボンだよ』と一言伝えれば終わるのだろうか?
480 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/05(火) 19:41:55 ID:wfTm3AF2
6月5日(火)
今日は飼育委員に呼び出された。
うさぎ小屋にいるパパイヤをどこかよそへ移してほしいとのことだ。
パパイヤがいるとストレスでうさぎが情緒不安定になるらしい。
何を言うか。
見ず知らずのうさぎばかりがいるうさぎ小屋に泣く泣く放り込まれたパパイヤの気持ちがお前らにわかるとでもいうのか!?
暴力中心の話し合いで説得しようかと思ったが、血も涙も無い飼育委員に僕らの言葉という名の鉄拳が伝わるとは思えない。
しぶしぶパパイヤの引っ越しを了承した。
また僕とダビデ君の二人で学校内でパパイヤが生活できる場所を探さねばならない。
それすなわち、メガネ君とティンコ君が立ち入ることの無い場所という事だ。
女子トイレは駄目だ。
以前メガネ君が薄型のカメラで盗撮をはかった場所だ。
いわばメガネ君のホームグラウンドだ。
危険すぎる。
男子トイレの方がマシなくらいだ。
屋上も駄目だ。
よくティンコ君が双眼鏡片手にどこかを見ているからだ。
景色見てるだけでハァハァ息荒くしてんじゃね~よ!!
どこか目立たない木の下はどうだろうか?
………いや、駄目だ!!
『やあ木下君。今日はいやに背が高いじゃないか。セノビーでも飲んだのかい?』と、
メガネ君が毎日日替わりで校内の色々な木に話しかけている姿が度々目撃されている。
くそ、選ぶ木がランダムなのがタチが悪い!!
掃除道具を入れるロッカーはどうだ?
………駄目だ。
もう完全にいじめの手口じゃないか…。
こぼした牛乳を拭いた雑巾が放り込まれたりしたらもう揺るぎ無い。
あっ、校長室はどうだろう?
あそこは生徒が頻繁に出入りする場所ではないぞ!!
………あそこはサムゲタン先生がよく校長に叱られてる所だった。
36にもなって独身のサムゲタン先生なら犬に手を出してもおかしくないだろう。
いい歳こいて大事な書類に顔文字使ってんじゃね~よ(;´д`)
大胆不敵に廊下はどうだろうか?
………いや、またティンコ君が邪魔になってくる。
よく『廊下で僕と愛のピストン運動やろうか?』という、ダジャレ混じりの口説き文句を一年生の女の子に言っているみたいだ。
犯罪だろそれは…。
多少残酷な扱いになるが、教室のゴミ箱の中はどうだろうか?
あそこなら誰も好きこのんで近寄ったりはしないだろう。
……………………メガネ!!!!!!!!
あのメガネが『社会には溶け込めず、他人から必要とされる事もない、この世に存在する物質の底辺に位置するのが君達ゴミなんだよ!!!!
近寄らないでくれ!!君達のマイナスオーラが僕の輝ける未来を汚しかねないからね!!』と、
毎日掃除の時間にゴミ箱のゴミを罵っているのを忘れていたぜ!!
ゴミはてめ~だろうが!!!!
くそ!!!!
パパイヤの逃げ道はあの変態共に完全に塞がれた!!
なんて性根の腐った奴らなんだ…。
こんなかよわい犬一匹いじめて楽しいか!!!?
仕方がないので、未使用の空いている教室に住まわせることにした。
ここだと『僕の持っているこの未使用の大人のゴムを僕と一緒に使用済みに変えてみたくないかい?』と、一年生の女の子にティンコ君が言い出す恐れがあるが、もうそこは目を瞑ろう。
とにもかくにもパパイヤの新しい住まいはこの空き教室に決まったのだ。
不安で不安で尿意をもよおしそうだぜ…。
500 :1 ◆A2rpxnFQ.g :2007/06/08(金) 20:41:55 ID:xjega3Pk
6月8日(金)
今日は避難訓練がある。
避難訓練とは火事や地震から避難する練習なのだ。
メガネ君はそれに加えて周りからの非難からも避難しないといけないので大変だ。
気の毒なのでメガネ君の鼻毛を左右20本ずつ抜いてあげた。
サムゲタン先生は避難訓練を廃止したいらしい。
『お前らそれでいいのか!!!?鬼ごっこでは鬼から逃げてこの避難訓練でも災害から逃げて…。
お前ら逃げてばかりじゃないか!!!?敵に背を向けるな!!立ち向かえよ!!!!お前たちならできる!!!!!』と長々と言っていた。
災害相手に何をしろと言うのだ。
腹が立ったのでサムゲタン先生の給食に尋常じゃない量の塩を混ぜておいた。
避難訓練はベルが鳴ったら防災クッションをかぶって机のしたに隠れる事になっている。
するとまたサムゲタン先生が『都合の悪いことが起こったらすぐ隠れるのか!!!?悪い政治家の悪いとこだけ見習いやがって!!!!
先生はお前らをそんな風にするために、毎日二時間かくれんぼやらせてるわけじゃないぞ!!!!』とほざいた。
うるさい中年だ。
毎日飽きもせず廊下でかくれんぼやらせやがって…。
あんな見通しのいい場所のどこに隠れろと言うのだ。
腹が立った僕はとりあえずメガネ君に怒りの拳をぶつけた。
ちゃんと防災クッションで守られていない顔面を殴ったので問題なしだ。
次は避難だ。
避難する時には守らなければならない3つの約束【お・か・し】がある。
『逃げて隠れてばかりのお前らでもこの3つの約束は知ってるだろ~な!!!?誰か答えてみやがれ4年坊主!!!!!!』と、
サムゲタン先生の熱血指導は続く。
そんなの【押さない・駆けない・喋らない】に決まってるじゃないか!!
するとモンローちゃんが手をあげた。
モンローちゃんは、
お→『お前がほしい!!!!』
か→彼は真面目に言うけれど
し→視線はなぜか私のおっぱい…
と答えた。
疑問に思うならその胸元が大きく開いた服をどうにかしたらどうだ。
ペチャパイの癖して生意気だぞ。
次にティンコ君が手をあげた。
『お・か・しの〈お〉は【おさない】だぜ!!!!』と答えた。
…………………奇跡だ。
今ここで100年に一度、予感すらあるかどうかの奇跡が舞い降りたのだ。
まさかティンコ君がこの約束を存じあげているとは…。
やべぇ…………………感激の涙でぼやけてティンコ君がイケメンに見えてきたぜ!!!!!!!!
感激する僕をよそにティンコ君は、
お→幼い
か→顔して
し→しまりが良い!!
と答えた。
………裏切られた。
僕はティンコ君に裏切られたのだ。
どこのしまりだ。
ふざけるな!!!!
心を痛めた僕はティンコ君の股関節をつま先で蹴りあげてやった。
ダビデ君は、
お→押さない
か→書かない
し→しゃべらせない
と答えた。
キャッチセールスに騙されない為の心構えと勘違いしているらしい。
メガネ君がなんか必死にボケを考えていたようだがその前に避難を始める時間になったので避難した。
その時のメガネ君のΣ(゜ロ゜)という顔が個人的にはツボだった。
僕は笑った。
大いに笑った。
運動場の真ん中に避難して避難訓練は終わった。
出火元の設定は職員室だったようだ。
教員が揃いも揃ってなんてザマだ。
続き ヒロシ君が日記を始めました その5は↓(更新後反映)
http://tenkomo.blog46.fc2.com/blog-entry-530.html