【VIP】俺がひたすら映画を紹介するスレ てんこもり。


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【VIP】俺がひたすら映画を紹介するスレ

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:41:57.169 ID:jZH0FLxf0

俺が面白いと思ったものを、ジャンルも年代もバラバラに紹介していく
書き溜めあるからどんどんいきたい

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:42:38.372 ID:jZH0FLxf0
明日、きみがいない(2006、オーストラリア) 

高校のトイレで誰かが自殺するシーンから始まり、話は過去にさかのぼる。そこからは生徒たちの群像劇になり、「誰が自殺したのか?」というミステリ風味も帯びてくる青春映画 
まあ出てくるのがいじめられっ子とかゲイであることを隠すリア充とか、どいつもこいつも自殺しそうなやつばかり 
彼らの日常を追うだけで学園ものとして十分面白いが、さらに秀逸なのがラスト。当然自殺した人間が明らかになるわけだけど、これが本当のフーダニットミステリーだったら怒られるような人物。でも今作はこれだからこそ心に残るものがある 

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:43:17.545 ID:jZH0FLxf0
アタックナンバーハーフ(2007、タイ) 

オカマのメンバーとオナベのコーチで結成されたバレーボールチームが国体を目指す話。驚くことに実話。差別や偏見にさらされたり、チーム内で衝突しながら、ひた向きに努力するさまは少し変わったスポ根モノといった感じ 
エンドロールに本人の映像が流れて、そこが本編以上にグッときた 




7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:44:16.901 ID:jZH0FLxf0

アウェイク(2007、アメリカ)

手術中に目が覚めたらどうなるのか?意識はあるのに体は動かない。胸を開かれ激痛を知覚しながらも誰にも気づいてもらえない
そんな地獄のような状況を題材に扱った映画がこれ。ストーリーは今言ったように手術中に覚醒した主人公が激痛に耐えていると、ふと医師の会話が聞こえて、そこから驚愕の事実を知る、みたいな話
何を聞いても体は動かない。頼りになるのは外で待つ婚約者と母親だけ。果たして彼の運命は?
なかなか面白いサスペンスで、最後まで飽きずに観れる
のちに術中覚醒が本当にある話だと知って震えた


9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:45:38.825 ID:jZH0FLxf0

ラースと、その彼女(2007、アメリカ)

冴えない主人公がある日急にラブドールを恋人と言い張るようになる何ともトチ狂ったヒューマンドラマ。主人公はヤケクソになってるわけではなく、ラブドールが人間で自分の彼女だと思い込んでいる
この映画の見所はラブドールを恋人と言い張る主人公のおかしさではなく、彼の周囲の人々。とにかく悪い人がいない。みんな優しくていい人で、町ぐるみで彼の妄想に付き合ってくれる
みんなラブドールに挨拶するし、理髪店はラブドールの髪を切ってくれる
設定は完全にギャグなのに、気づいたら人の温かみに胸が熱くなる不思議な作品


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:50:44.887

>>9
これはいい映画やったね


10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:46:25.881 ID:jZH0FLxf0

イントゥ・ザ・サン(2005、アメリカ)

セガール、日本で暴れるの巻
「テメーシニテーノカ」と関西弁を使いこなし、日本のひょろいチンピラどもをなぎ倒す様が爽快。敵ボスは大沢たかお。他にも日本から栗山千明や寺尾聰が出演してる


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:47:17.035 ID:jZH0FLxf0

アメリカンピーチパイ(2006、アメリカ)

女子サッカー部所属の主人公が廃部をきっかけに男装して男子寮に潜り込み、男子サッカー部に入る青春コメディ。年頃の男に囲まれるドキドキや主人公が男になりきろうとアタフタするさまが微笑ましい
記憶に残ってるのは主人公がルームメイトとの会話で「あの女の胸が~」「ケツが~」なんて男っぽく言ってたら、「お前なんで体の話ばっかするんだ?」とツッコまれるシーン。彼女が「女の思う男像」のギャップに気づかされていくストーリーは男も楽しめる


12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:48:48.957 ID:jZH0FLxf0

アリス・クリードの失踪(2009、イギリス)

登場人物は誘拐犯の男二人と拐われた女一人のみ。アパートの一室を舞台に、この三人の立場が二転三転するサスペンス
冒頭、男二人が黙々と誘拐の準備をするシーンから始まる。映画を色々観ていると、ごくたまに「まだ最初だけど、この映画絶対面白い」という予感がすることがあり、この映画がまさにそう
資材を買い込み、部屋の壁に防音シートを張り付け、手錠やらロープやらをバンに積み込む様をテンポの良い編集でみせられ、何が始まるんだとワクワクさせられた


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:50:01.842 ID:jZH0FLxf0

偽りなき者(2012、デンマーク)

子どもの些細な嘘がきっかけで保育士の男がロリコンと誤解される話。田舎が舞台なので町ぐるみで迫害され、妻や子どもまで巻き込まれていくのが絶望的
でも主人公は彼らに決して屈しないので、観ていて少し励まされる部分もあった。スーパーでものを売ってもらえないうえボコボコにされて放り出されたら、無言で店内に戻って頭突きをかます。何を言われても何をされても芯の折れない主人公が素晴らしい

ちなみに仲の良い女二人が子供の嘘でレズビアンだと誤解される『噂の二人』なんて映画もある。古い映画に抵抗がなければ観てみては


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:52:01.531 ID:jZH0FLxf0

ウソツキは結婚の始まり(2011、アメリカ)

とあるキッカケで同僚と夫婦のフリをしなきゃいけなくなる話
ラフコメディとして文句なしに面白い作品だが、個人的に観てほしいのは助演のニコール・キッドマン
あの怜悧な顔つきで魅力的な女を数多く演じてきた彼女が、今作ではクソバカ女の権化みたいな役を演じてるのが新鮮。んふふーとか言いながら男と犬のように鼻を擦り会わせたり、セクシーな腹筋をさらしてクネクネ踊るシーンは見もの


26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:00:35.628 R

>>17
アダムサンドラー大好きだからこれは推すわ


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:53:01.551 ID:jZH0FLxf0

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997、アメリカ)

デ・ニーロ、ダスティン・ホフマンのダブル主演。大統領が起こしたスキャンダルから国民の目をそらすために奔走する“もみ消し屋”を描いたブラックコメディ
アルバニアを敵に見立てて架空の戦争をでっち上げていく過程は笑うに笑えない怖さもあり
97年の映画だけど、今観るとのちのイラク戦争のときに取り沙汰された「大量破壊兵器」なんかを思い出させる
「戦火の町で途方に暮れる子ども」みたいなよくある戦場写真をスタジオで撮るシーンが記憶に残ってる


20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:54:35.343 ID:jZH0FLxf0

エビデンス(2013、アメリカ)

砂漠のど真ん中でバスが立ち往生。乗客は近くの無人集落に立ち入るも、その夜バーナーを振り回す殺人鬼に皆殺しにされてしまいました
…という事件を捜査するシーンから始まるこの映画。事件当時ハンディカムをまわしていたバスの乗客視点の話と、事件後に彼らが撮った映像を解析しながら捜査する刑事視点の話が交互に描かれる
前者はPOVホラーとして、後者はサスペンスとして、一粒で二度美味しい


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:56:00.959 ID:jZH0FLxf0

エンジェル・ウォーズ(2011、アメリカ)

オタクに金渡すとこんな映画撮っちゃうぞ!みたいな作品。パツキンミニスカ女子高生が日本刀や重火器で鎧武者からロボット兵、果てはドラゴンなんかと戦うSFアクション。底抜けにバカバカしくもめちゃくちゃ面白い
ただストーリーは結構陰鬱。『カッコーの巣の上で』を想像してもらえれば分かりやすいかと


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:57:42.480 ID:jZH0FLxf0

君への誓い(2012、アメリカ)

事故で記憶喪失になり、夫も彼への愛も忘れてしまった妻と、彼女の愛を取り戻そうと奮闘する夫のラブストーリー。実話が基になっている
元々駆け落ち同然の結婚だったので、夫は妻の両親からよく思われていない。だから向こうは臆面もなく離婚をすすめてきたり妻に身持ちの固い男をあてがったりするし、彼女もそう悪い気はしていない
そんな逆境の中で必死に妻の記憶を取り戻そうとする夫の姿が切ない。初デートの場所につれていってもピンときてないし、性格も好みも変わってしまった妻の姿に悩むのを見ていると、「性格や好みってそれまでの人生の積み重ねによって決まるんかな」なんて考え込んでしまう
その人の地金なんてものは存在しないのだろうか


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 20:59:43.268 ID:jZH0FLxf0

潮風のいたずら(1987、アメリカ)

大工の主人公がある日仕事先で高慢チキのイヤな女に会う。その後彼女が記憶喪失になったことを知り、仕返しとして夫を騙って彼女を連れて帰り、家政婦代わりに使うラブコメ
初めは高飛車な女もムカつくし、そんな女を騙して利用する主人公にもムカつく。でもそんな二人の共同生活を見ていくなかで、自然と彼らのことが好きになっているから不思議
昨年、監督のゲイリー・マーシャルが亡くなった。本当に残念



27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:01:16.098 ID:jZH0FLxf0

キューティ・バニー(2008、アメリカ)

プレイボーイ・マンションを追い出された主人公がひょんなことから大学のとあるサークルの女子寮の寮母になるも、そこは喪女ばかりの不人気サークルで存続の危機にあったのであった、というコメディ
女って化粧で変わるんだなぁ、と実感した映画
サークル存続の危機を救うために主人公がプレイメイト流・女の磨き方を伝授するんだけど、喪女たちが化粧で変わるまでエマ・ストーンとカット・デニングスが出演していたことにまったく気がつかなかった。さっきあんなことしてたあの子エマ・ストーンだったの!?とビックリ
BGMにアヴリル・ラヴィーンがガンガンかかる感じのティーンムービーだけど、とりあえずハッピーな気分になるのでおすすめ


29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:03:32.305 ID:jZH0FLxf0

キンキーブーツ(2005、イギリス、アメリカ)

経営の傾いた靴工場のオーナーが、ドラッグクイーンが女物のブーツをキツそうに履いてるの見て、「男用の女物のブーツを作ったら売れるんじゃないか?」と閃く話
それまでずっと紳士靴を作ってきた職人たちが、町の白い目にさらされながらも自らの技術でブーツを作り上げていく
実話を基にしているのとイギリス映画だからか全体的に落ち着いた雰囲気で、ドラッグクイーンが出てくるサクセスストーリーなのに派手すぎない雰囲気が良い


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:05:20.044 ID:jZH0FLxf0

ガール・ネクスト・ドア(2004、アメリカ)

モテない童貞高校生の隣家に清純そうな美少女が引っ越してきて、当然彼女に一目惚れ。しかしあるとき友人に教えられたAVを見てびっくり、なんと彼女が出演していたのでした!なラブコメ
どこまでも下世話な映画。だがそれがいい。好きな人がポルノ女優だったことの葛藤とかはどうでもいい軽い作品。さらっと観れて楽しい


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:05:43.168

偽りなき者の主人公が決して屈しないって
映画観てないだろ


36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:08:53.560 ID:jZH0FLxf0

フェイズⅣ戦慄!昆虫パニック(1974、アメリカ)

知能の発達したアリと人間が熾烈な戦いを繰り広げる映画。ただアリの大群が人間を襲うような話ではなく、頭脳戦を繰り広げるのが特徴
見所は何といってもアリの演技。人間どもの撒いた殺虫剤のカケラを、命懸けのリレーで女王蟻のところまで運ぶ姿は感涙モノ。一匹、また一匹と倒れていくアリの姿は男として燃えるものがある
さらには死んだアリの英雄たちを並べてアリが国葬をするシーンなんてもう笑うやら熱くなるやら。当然アントマンみたいなCGなんてない時代、出てくるアリは皆本物。どうやって撮ったんだコレと驚きっぱなし


>>32
紹介する映画は全部みたやつだけど、何年も前に観たものも多くて記憶が薄いのもあるんだ
当時の自分の感想メモや誰かの個人ブログなんかを参考にはしてるけど、的外れなのがあったら先に謝っておく


34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:06:29.716 ID:jZH0FLxf0

顔のない眼(1960、フランス)

事故で顔に火傷を負った娘のために、医者である親父が女をさらって顔を剥いで移植を試みる話。『フェイス/オフ』にニコラス・ケイジとトラボルタの顔を剥がすシーンがあるけど、その40年も前に撮られた白黒のホラー映画
やはり顔剥ぎシーンは見所のひとつ。顔にメスを入れて徐々に浮き上がってくる皮膚や、それをベロリと持ち上げる様を、構図やカット割りで誤魔化すことなく正面からじっくり撮ってる
モノクロの不気味な雰囲気も相まってトラウマ必至


104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:24:46.459

>>34
哀しくも美しいラストが心に響く耽美ホラーの大傑作だったな


37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:10:41.925 ID:jZH0FLxf0

最初に書き忘れてたけど、今回紹介するのは全てDVD化&レンタル取扱されてるものなんで、店舗によるけどゲオやTSUTAYAに置いてあります


スクワーム(1976、アメリカ)
ゴカイ(釣りのとき餌に使うミミズみたいなの)が人を襲うパニック映画。うにょうにょの生き物が人の顔にズブズブ潜っていったり、家の床一面がゴカイの海と化したり、ゲロゲロなシーンでいっぱい
ドアを開けたら部屋の容積ぶんのゴカイがドババッと飛び出してくるシーンが忘れられない


38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:12:30.061 ID:jZH0FLxf0

コンプライアンス服従の心理(2012、アメリカ)

ファストフード店に警察を騙って電話し、「若い女の従業員に窃盗の容疑がかかったから、私がそちらへ行くまで店長である君の責任で彼女を拘束してくれ」なんて要求する事件があったそうだ
犯人は電話口で「服をすべて脱がせろ」だの「反抗した罰としてケツを叩け」だの無茶苦茶なことを指示して、店長も警察の言うことならと従ってしまったとか
この映画はそんな変態男によって濡れ衣を着せられた主人公が辱しめられるお話。最初から最後までイライラが溜まるし、正直スカッとすることはない
警察を騙る犯人に「君が頼りだ」なんて言われてコロッと騙される店長も、何かおかしいなと気づきながらも警察との厄介事は御免だと見て見ぬフリを決めた同僚も腹が立つ
ただ実際、警察だと名乗る電話に毅然と対応できるのかはかなり悩むところ。騙されたやつ全員バカじゃねえのと思いながらも、観終えたあとに襟を正してしまう一本


39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:14:24.090 ID:jZH0FLxf0

スパイゲーム(2001、アメリカ)

弟子スパイ(ブラッド・ピット)が中国で捕まったことを知った、CIA定年退職当日の師匠スパイ(ロバート・レッドフォード)。しかしCIAはブラピに一切関与しない方針らしい
当然ロバートも「余計なことをするな」と釘を刺されるが、そもそも現場を退いて長いし、そう簡単に中国まで飛ぶわけにもいかない
かくして彼は同僚を騙しながら、愛弟子を救うためにCIA局内を奔走するのであった
この映画の魅力は一見地味にも見える救出作戦。ハイテク機器が溢れたCIA局内から、単なる電話だけで愛弟子救ってみせる手際が素晴らしい。長年積み重ねてきた経験と人脈と情報網を駆使する様はまさに老練のスパイならでは


40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:15:43.634 ID:jZH0FLxf0

ゴーストワールド(2001、アメリカ)

高校を卒業した少女二人が主人公。「私は周りのバカとは違う」という中二病的思考の抜けない二人が、自らの進路も決めずにフラフラしている中でそれぞれの道を歩み始める映画
冷めた主人公にイライラする人もいるだろうけど、この映画は「この主人公私じゃん」と思える人のためのもの。かくいう俺も観てて「なんかわかるなー」と心をちくちく刺されるようだった


42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:17:10.822 ID:jZH0FLxf0

フォーリングダウン(1993、アメリカ)

渋滞は動かねえし車内熱いし韓国人の店主はぼったくるしゴロツキは因縁ふっかけてくるし数分過ぎただけでモーニングセット出してくんねえしなんなんだこの世の中は!くそったれども!俺をムカつかせんなぼけっ!
って感じの映画。とにかくイライラが止まらないマイケル・ダグラスが行く先々で怒りを爆発させるジャンル分け不能な怪作
主人公は完全なる狂人なんだけど、言ってることは間違っていないこともないような気もしてくる。むしろ正論なんじゃないか?と思うこともあり、正しいことを言ってる人が狂人に写るって怖い話だよなぁ、なんて考えてしまう


43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:18:53.286 ID:jZH0FLxf0

4デイズ(2010、アメリカ)

都市に仕掛けられた3つの核爆弾の場所を吐かせるため、キャリー・アン・モスが「良い刑事」、サミュエル・L・ジャクソンが「悪い刑事」となって交互に犯人を尋問していくサスペンス
見所はサミュエルの尋問。というか拷問。これがもう本当に凄まじい。挨拶代わりに指一本落とすレベル
これが比喩じゃなく、彼の尋問はまず「よし始めよう」と言いつつ犯人の小指をゴリゴリッと切り落とすところから始まるんだから度肝を抜かれる
どうにか犯人の良心に訴えようとするキャリーと、こいつに人権なんかねぇ!と犯人の妻や子どもまで使って追い詰めていくサミュエルの対立でもある


44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:20:04.299 ID:jZH0FLxf0

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007、アメリカ)

子供の誘拐事件を調査する探偵が主人公の社会派サスペンス
劇中、主人公は「究極の選択」を迫られる。ただ「究極の選択」なんてものに明確な正解はなく、どちらを選んでもなるようにしかならないもの
この映画でも主人公は一方を選び、なんともいえないラストを迎える。もう一方を選べば明るい未来が待っていたかもしれないと想像するのは簡単だけど、胸に引っ掛かるものがあるのも確か
見終えてしばらくウームと考え込んでしまうが、心に残る映画はそういうもの


45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:20:35.872 ID:jZH0FLxf0

トールマン(2012、アメリカ、カナダ、フランス)

これまた子どもの誘拐を題材にしたサスペンス
とにかく構成が素晴らしい。サスペンスだから「まあラストになんかあるんだろうなぁ」なんて思いながら観てると、どんでん返しが中盤にある。前半と後半では同じキャラクターの立場ががらりと変わり、そこから予想もしなかった展開をするのにびっくり
それと、今作では『ゴーンベイビーゴーン』に出てくる「究極の選択」のもう一方を選んだ結果が見られるのも興味深い


47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:21:36.555 ID:jZH0FLxf0

ハンテッド(2003、アメリカ)

頭のおかしくなった元軍人と、かつて彼に殺しの術を叩き込んだ教官が泥臭く戦うアクション映画。トラッキング技術や実際の殺人術を用いたナイフバトルが見もの
好きなシーンはクライマックスの一騎討ち。互いに磨性石器の要領で作った即席ナイフで血みどろになりながら戦う場面は男として燃えるものがある


48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:23:10.164

>>47
やっと観たことある作品出てきた
好みが違うってだけでこんなに見逃してたのかと思ったわ


50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:25:04.387 ID:jZH0FLxf0

セルロイド・クローゼット(1995、アメリカ)

100年の映画史の中で同性愛がどう描かれてきたかを紐解くドキュメンタリー
やはりヘイズコード(セックスや暴力、反体制、反キリスト教などを対象にした自主規制)時代が一つの見所。巧妙に隠された同性愛描写が明らかになり、「え、あいつらホモなの?」と驚かされる。まさか『ロープ』や『ベン・ハー』にそんな要素があったとは

>>48
映画に限らない話だけど、観れば観るほど自分が観てない作品の多さに気づくよね


54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:28:32.428 ID:jZH0FLxf0

ラヴレース(2013、アメリカ)

上記のポルノ映画『ディープ・スロート』の主演女優リンダ・ラヴレースを描いた映画
『ディープ・スロート』がヒットして時の人となったリンダだが、浮かれていられたのは初めだけ。親との関係は悪化するし、ポルノ業界は「次の作品を」と迫ってくる
さらにリンダをポルノ業界に引きずり込んだ張本人である夫はひどいDV男で(『インサイド~』でもその事に触れられる)、家庭も気の休まるところではなかった
あらすじを読めばわかる通り、この映画は決してエロくないし、きらびやかな話でもない
リンダはのちに自伝を出版し、反ポルノ論者になった
この映画でも自伝を出した彼女がトークショーに出演するシーンがある。そこでリンダが語る「私がポルノに関わったのは17日だけ。それで人生の烙印を押された」という台詞が印象的だった。


49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:23:17.606 ID:jZH0FLxf0

マッドシティ(1997、アメリカ)

主人公は地方に左遷されたやり手記者。彼が町の博物館を取材中、銃を持った男が乗り込んでくる
間もなく男は社会科見学中の子どもや主人公を人質にとり、館内に立てこもった。一時は肝を冷やした主人公だったが、キー局に戻るための手柄ほしさに犯人へ独占取材を申し込む
マスメディアへの批判がこもったサスペンスで、ブラックコメディの要素もある
メディアが犯人の言葉を編集して勝手な犯人像をつくりあげるシーンは、実際にこういうことやってんだろうなぁと呆れた


53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:26:25.919 ID:jZH0FLxf0

インサイド・ディープ・スロート(2004、アメリカ)

1972年、アメリカで『ディープ・スロート』なるポルノ映画が公開された。
当時はカウンターカルチャー(若者による体制への反抗)真っ盛りの時代、当然この映画も一つの火種となる。「性の解放」や「ポルノと表現の自由」の問題が叫ばれはじめ、そのうち国中をまきこんだ大論争・裁判沙汰に発展した
そんな単なるポルノ映画の一本としては語り尽くせない『ディープ・スロート』が製作される過程や公開後のゴタゴタ、そして現在の関係者たちを追ったドキュメンタリー
裁判のくだりで裁判長が「クリトリス・オーガズムとは何ぞや?」と質問する場面に笑った。これだけでも、そんな時代にこの映画が公開されることがどれだけ衝撃的なことだったのかわかる


57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:31:15.627 ID:jZH0FLxf0

スター80(1983、アメリカ)

1980年のプレイメイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたドロシー・ストラットンを描いた映画
彼女もリンダ・ラヴレースのようにイカれたDV夫を持っており、結局は20歳のとき彼に殺されてしまう。当時彼女は映画に出るようになった頃で、これからの活躍が期待されていたときの死だった
実話なんでラストの悲劇は逃れようもなく、主人公ドロシーが死に向かっているのが観客には分かる。プレイメイトとして人気を博し、映画のオファーも来て、そんな幸福なドロシーを見ていると胸が締め付けられるようだった
途中から夫の異常性もちらほら見え隠れしていて、「こいつに殺されちゃうんだよなー」なんて思うとラストの前ですでにゲンナリ。でもこのイカれたDV男の演技がまた上手いもんだから目が離せない
上記の『ラヴレース』はこの映画に影響を受けていると思われる。キレたDV男の演技なんかそっくり


59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:32:42.463 ID:jZH0FLxf0

プリズン211(2009、スペイン、フランス)

主人公は刑務所の新任所員。彼が初出勤日の前日に職場の見学をしていると、運悪く囚人による暴動が起こる。だが幸いなことに主人公はまだ囚人たちに顔を知られていない。興奮状態の彼らに所員だとバレれば命はないと察した主人公は囚人になりすますことに
やがて彼らの信頼を得ていくが、囚人の中には刑務所側の密告屋もいて…


60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:33:41.316

女と女と井戸の中
とかどうだった?多分観てそうだから感想を聞いてみる


66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:40:01.063 ID:jZH0FLxf0

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男(2004、アメリカ)

70年代実際に起こった大統領暗殺未遂事件を基に作られた映画
まさに「正直者がバカを見る」人生を送ってきた中年男が主人公。生きるのが下手な人っているよね。要領よくできず、割りを食ってばかりの人。「もっと上手いこと生きられんのかコイツは」と思うと同時に、「これ未来の自分じゃねーかな」なんてやるせない気持ちになる

>>60
当時の映画メモ見たら5点満点中2.5点つけてるんで面白くなかったようだ
俺はオススメできないけど、一度でも気になった映画は観た方が良いとも思う


61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:34:26.128 ID:jZH0FLxf0

レイチェルの結婚(2008、アメリカ)

優等生の姉レイチェルの結婚式に、問題児の妹キム(主人公はこっち)が出席する。姉妹間の確執など家族を取り巻く問題が浮き彫りになる様子を、ホームビデオふうの映像で追ったヒューマンドラマ
映画の感想であまり使わない表現だけど、とにかく「居心地の悪い」映画。観てると自分もその場に出席しているような気分になってきて、そのうち「帰りたい」と思ってしまう
パニック映画みたいなハラハラドキドキとは違う、イヤーな汗が出るような作品


63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:37:23.060 ID:jZH0FLxf0

LOOK(2007、アメリカ)

店や駐車場や商店街やら、今やそこらじゅうに仕掛けられている監視カメラ。これはそんな監視カメラふうの映像だけで構成された群像劇。どこかの誰かの日常を覗き見るような悪趣味さが魅力
リアリティは全く無いけど、誰かのピンチに都合よくヒーローが駆けつけるようなことはない。名も知らぬ人がひどい目にあっているのを、固定アングルでじーっと見ているだけ。監視カメラなんだから、画面を盛り上げる演出などはない。その素っ気なさにそら恐ろしい気分になる


64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:39:41.022

刑務所モノなら預言者が最高


70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:41:35.599

>>64
お前には「名もなき塀の中の王」をお薦めしとくわ!俺が次に観たい刑務所映画


73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:44:37.557

>>70
ベルファストとかマネーモンスターの兄ちゃんのやつでしょ?観たよ大好きです
お父ちゃん役のベン・メンデルソーンのイギリス訛りが強烈で笑った


74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:44:44.030 ID:jZH0FLxf0

ニューオーリンズトライアル(2003、アメリカ)

銃規制の裁判を題材にした法廷モノ。ただし主人公は弁護士でも検事でも、裁判官でも陪審員でもない
主人公は「陪審員コンサルタント」なる聞きなれない集団。彼らの仕事は原告・被告問わず仕事の依頼人側が裁判に勝てるような陪審員を選出すること。そのために彼らは陪審員候補者の素性を調べあげる。劇中でのこの描写はまるでスパイもの
そしてこの映画は原告・被告双方が別々の陪審員コンサルタントを雇ったところから、表には出ない彼らの水面下での対決を描く
これ初めて観たときは完全にフィクションだと思ってたんだけど、後でアメリカには本当に陪審員コンサルタントという仕事があることを知って驚いた


69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:41:33.421 ID:jZH0FLxf0

メルシィ!人生(2001、フランス)

コンドーム会社で働く冴えないおっさんが主人公。リストラの危機に瀕した彼が、「ゲイのフリをすれば、会社は差別だなんだと騒がれるのを恐れて君はクビを逃れるぞ」という知人のアドバイスを実践し、てんやわんやするコメディ
主人公よりも彼の周りのキャラクターが面白い。特にゲイ嫌いを公言する体育会系の上司。彼は会社内でゲイだとされる主人公に冷たくして非難をあび、今度は自分がリストラの危機に陥る
会社に残るには大嫌いなホモ野郎と仲良くするしかないと腹をくくった彼と主人公のギクシャクした関係や、そこから思わぬ大問題に発展していく様は笑わずにはいられない


72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:43:09.557 ID:jZH0FLxf0

僕はラジオ(2003、アメリカ)

高校アメフト部のコーチを務める教師と、知的障害を持つ黒人青年の交流を描くヒューマンドラマ
黒人青年はいつも一人でアメフト部の練習場の周りをぐるぐる回ってて、主人公も彼のことがずっと気になっている描写がある
その後青年は雑用係として部に迎え入れられて交流が始まるんだけど、なぜ主人公は彼を受け入れたのか?その理由が語られるシーンは非常に身に詰まされるものがあった


75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:45:46.600 ID:jZH0FLxf0

砂と霧の家(2003、アメリカ)

父が残した一軒家に一人で住む主人公。ある日彼女の家が税金滞納で郡に差し押さえられてしまう
のちに行政の手違いだと分かるも、家はすでに売りに出され、新しい住人がいた。彼らはアメリカに亡命してきた家族で、そう簡単にはこの家を手放せない。一方主人公も、父の遺産である家を取り戻したい
そんな双方が頑として譲らなかった結果の悲劇を描いたヒューマンサスペンス
彼らが求めた家とはどんなものだったのか?観終えたとき、タイトルが深く心に残る


77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:47:00.791 ID:jZH0FLxf0

プリティリーグ(1992、アメリカ)

第二次世界大戦中は野球選手も戦争に駆り出され、大リーグは運営の危機に瀕していた
そんなときに、だったら女を集めて野球をやればいいじゃない、と発足した全米女子プロ野球リーグを描いた実話もののスポーツ映画
男尊女卑が当たり前の時代、女が野球をするとなれば当然たくさんの困難が待ち受けている。「女に野球ができるかよ」と鼻で笑う監督、単なる見世物にしようとする経営陣、半ばバカにして見ている観客等々
そんな逆境の中で懸命に野球に励む主人公たちを自然と応援しちゃうし、彼女たちと一緒に「勝ち上がる喜び」も感じられる
ただ戦争が終わって男たちが帰ってくれば、女子野球など廃れるのみ。ずっと応援してきたぶん、ラストでは郷愁に似た寂しさを覚えた


78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:49:31.317 ID:jZH0FLxf0

ヒドゥンフェイス(2011、コロンビア、スペイン)

恋人が別れを告げる自撮り動画を残して去った。悲しみに暮れる男だったが、ほどなくして新しい女と出逢う。二人が結ばれたのは当然のなりゆきといえた
しかし、彼の家ではその日から奇怪な音や怪奇現象が起こるようになり…
ここまでのあらすじだとこの映画はホラーで、女の情念かなんかが絡むオカルトものに思えるかもしれない
が、そう一筋縄にいかないのがこの映画。あんまり調べず、何も知らずに観た方が楽しめる


81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:52:30.791

>>78
ヒドゥンフェイス観たなら次はロストボディだな


80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:51:14.020 ID:jZH0FLxf0

スリングブレイド(1996、アメリカ)

知的障害を持つ主人公は子どもの頃に母とその愛人を殺した。この映画は中年になった彼が精神病院を退院し、故郷に帰るところから始まる
故郷の田舎町には彼を受け入れてくれる優しい人もいれば差別意識剥き出しの人もいるし、自分が殺人を犯した頃に近い年の子どもやその母、DV彼氏など色んな人がいた
そんな彼らとの交流の中で主人公がささやかな幸せを見つけていく感動のヒューマンドラマ。でも演出は押し付けがましくない
さらに、主人公はおとなしいとはいえ人を殺した「イッちゃってる人」なので、映画全体に「イヤな予感」が充満している。そんなわけで何が起こるか分からないスリリングな一面もある作品


82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:54:23.145 ID:jZH0FLxf0

13日の金曜日Part6(1986、アメリカ)
13金シリーズを観たことのない人が「ジェイソン」と聞いて思い浮かべるイメージに一番近いのが、この作品以降の彼
決して走らずどんな攻撃にもひるまない怪物が、目に入るものを片っ端から殺しまくる。5で路線変更を狙ったのが失敗してスタッフも吹っ切れたんだろう、これ以後の彼の活躍たるや目覚ましいものがある
セルフオマージュを繰り返しつつも新要素を忘れず、7では超能力少女と戦い、8ではNYに上陸し、9ではオカルト要素を入れ込み、10でとうとう宇宙へ進出する

あと、個人的にシリーズで一番好きなのは2。ずだ袋被ってめっちゃ走るジェイソンが人間臭くて可愛い。ヒロインの金的に悶絶する姿など、のちの作品じゃなかなか観れない


83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:56:28.826 ID:jZH0FLxf0

クライム&ダイアモンド(2002、アメリカ)

知らなきゃレンタル屋で見かけても絶対手に取らないようなタイトルだけど、これがなかなか面白い
主人公は詐欺師で、仕事が遠因となってマフィアから命を狙われるはめになる。差し向けられた映画好きの殺し屋にあっさり捕まるも「俺を感動させたら逃がしてやってもいい」と言われ、今に至るまでの事の次第を話すクライムコメディ
二転三転するストーリーはもちろんだけど、殺し屋のキャラクターが魅力的。主人公の話にどんどんのめり込んでいって、最終的に「映画的にはお前ここで死んじゃダメだろ!」と自分の仕事を全否定するのが何ともおかしい


84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:58:36.667 ID:jZH0FLxf0

ハッピーフライト(2003、アメリカ)

綾瀬はるかは出てこない。アイアンマンの秘書役の人が国際線のCAを目指して頑張る話
ストーリーは結構しょうもないが、映画の雰囲気が好き。80年代のヒット曲がたくさん流れたり、女優陣がセクシーな衣装を着てたり、エンドロールでNG集が流れたり、ラストに役者みんなで歌い踊ったり
特に俺は「みんなが歌って踊るラスト」が好きで(ボリウッドはそれが当たり前なので除く)、内容がなんであれこのタイプのラストを観ると「ああ、この映画観て良かったな」と幸せな気分になる


85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 21:59:10.208 ID:jZH0FLxf0

コーチカーター(2005、アメリカ)

バスケ部コーチが主人公で、バスケばっかりやってる落ちこぼれ達を教育していく青春映画
主人公は常に生徒の卒業後について考えていて、「バスケやれ!」とは言わずに「勉強しろ!卒業しろ!大学行け!」と熱くなるのが新鮮
たとえバスケ部の方が軌道に乗りはじめても、部員の成績が低かったら体育館を閉鎖する。当然ながら「私の息子はバスケだけが取り柄なんですよ!」なんて親たちから総すかんを食らってそのまま解任騒動になる
果たして彼の運命は?そして何より、部員たちは?


88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:02:32.456 ID:jZH0FLxf0

ホドロフスキーのDUNE(2013、アメリカ)

40年も昔に頓挫した、アレハンドロ・ホドロフスキーによる「デューン砂の惑星」の実写化企画を現在の彼が振り返るドキュメンタリー
『ロスト・イン・ラ・マンチャ』と決定的に違うのは、監督が終始楽しそうなところ
『ロスト~』は企画が頓挫していく一部始終を追いかけているので監督がどんどん沈んでいく様をみせられるが、何せこちらはもう遠い昔のこと。何もかも楽しげにぶっちゃけてくれるので、なんだかほっこりする
リンチ版デューンへのあっけらかんとした思いや、完成しなかった作品が後世のSF映画に与えた影響は必見


>>86
立ち読みでたまにかなあ。高橋ヨシキのシネマストリップは聞いてるよー


89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:04:07.209 ID:jZH0FLxf0

ザ・プレイヤー(1992、アメリカ)

映画会社のプロデューサーが主人公のブラックコメディ
劇中、主人公が「ヒット映画に必要な要素」について語るシーンがあり、この映画自体がそれらをワザとらしくこなしているのが面白い
特に何度も出てくるのが「ハッピーエンド」というキーワード。そしてこの映画も、皮肉でどぎついハッピーエンドを迎える。個人的に、監督の悪意というか、悪い部分が出てるこういう映画が好き
冒頭で、映画史に残る長回しついて知ったかぶった話をするプロデューサー、というシーンをわざわざ長回しで見せる監督の悪意が最高


91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:05:20.183 ID:jZH0FLxf0

Gガール(2006、アメリカ)

NYの街を守るスーパーヒロイン・Gガールと、彼女と付き合い始めた普通の男の話。アメコミヒーローでラブコメ撮った感じ
Gガールことユマ・サーマンがスーパーパワーでセックスしたり、嫉妬したり、フられた復讐をしたりする様がとてもコミカル。高層マンションに住むカレの部屋に巨大なサメを投げ込んじゃったりして。かわいい
終わり方はかなり無理やりまとめたなって感じだけど、誰も不幸にならないエンディングがとても好き


92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:08:19.812 ID:jZH0FLxf0

ファントムオブパラダイス(1974、アメリカ)

キャリーがヒットする前のデ・パルマによるロックンロール・ミュージカル
画面からにじみ出る熱量がすごい。監督の「俺のやりたいことをやる!」という意気をヒシヒシと感じる。なんかわかんないけどやる気が出てくる一本。これほどの熱を感じる作品は現代なかなか観られない
スプリットスクリーンと長回しを組み合わせたシーンや、クライマックスのライブが見所


93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:09:59.717 ID:jZH0FLxf0

ランナウェイズ(2010、アメリカ)

70年代、ロックが男のものだった時代にガールズバンドの草分け的存在になった“ザ・ランナウェイズ”の結成から解散までを、ボーカルのシェリー・カーリーとギターのジョーン・ジェットを中心に描いた実話映画
彼女たちは本国より日本で人気を博し、劇中でも日本でたくさんのファンを目にして「アタシ達やったね!」と喜ぶシーンがある。さらに彼女たちの解散の遠因もまた日本(というか篠山紀信)にあり、とても興味深い一本
そしてもうひとつの見所はシェリー・カーリーを演じるダコタ・ファニング。ランジェリー姿で腰をグラインドしながら歌ったり、ジョーン・ジェットとレズったり、子役時代を考えると何ともいえない感慨がある
ちなみに誰もが知っている『I Love Rock 'n' Roll』や、キックアスのクライマックスでバッドガールのアクションシーンに流れる『Bad Reputation』は、ザ・ランナウェイズ解散後のジョーン・ジェットの曲(I Love~はカバーだけど)


94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:11:50.342 ID:jZH0FLxf0

プッシーキャッツ(2001、アメリカ)

田舎のガールズバンドが名プロデューサーに出会い、スターダムにのしあがるもその売り出し方に対する不満がもとでメンバー間の関係がギクシャクしてしまう
一見よくある音楽映画だけど、今作はブラックコメディになっている。それは冒頭、世界的な人気アイドルグループをプロデューサーが殺し、彼らの記念盤や遺作を売り出すシーンから始まることからも明らか
その後も音楽にサブリミナル的にCMを入れて若者を洗脳し、商品を買わせる地下組織が出てきたりと、予想外の展開が楽しい
映画自体のノリはティーンかキッズ向けの軽い感じで、ラストもみんなハッピーな大団円なのが楽しいような不気味なような


95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:13:05.052 ID:jZH0FLxf0

ワイルドパーティ(1970、アメリカ)

インディペンデントで爆乳女が暴れる映画ばっかり撮ってたラス・メイヤー監督が、20世紀FOXにお呼ばれして撮った大作
田舎から上京してきたガールズバンドが名プロデューサーに目をかけられて成功するが、ショービズ界でだんだんとスレていくお話
田舎時代からマネージャーとしてバンドを支え、ボーカルの恋人でもあった男が、プロデューサーに仕事も恋人を奪われ居場所を失っていく様がもの悲しい
切ない場面もたくさんあるが、基本的には「どうかしてる」映画なのであんまり真面目に観ちゃ駄目。テイストとしてはファントムオブパラダイスやロッキーホラーショーに似てるか
特にクライマックスからラストにかけての展開はまばたき厳禁。色々あったけどみんな元気です!的なオチに開いた口が塞がらないこと間違いなし


107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:27:39.196

>>95
俺的にはやっぱりラスメイヤー御大はファスタープッシーキャットキルキルだな
巨乳バイオレンスが嫌いな男の子なんていませんっ!


96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:15:07.973 ID:jZH0FLxf0

コーマン帝国(2011、アメリカ)

B級映画を何百本も製作し、1銭の赤字も出さなかった「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンの映画人生を、そうそうたるメンバーへのインタビューとともに紐解くドキュメンタリー
目を潤ませながら彼との日々を語るジャック・ニコルソンが印象深い
インディペンデントの低予算でSFやらモンスター映画を作ってた彼らにとって、ちゃんとした映画会社が作ったジョーズとスターウォーズがどれだけの驚異だったのかが分かるシーンが好き


97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:16:21.099 ID:jZH0FLxf0

ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス(2010、アメリカ、イギリス)

グッズ商法、世に出た作品は作者とファンどちらのものか、ファンの新参古参、二次創作、熱意が転じてアンチになったファン等々、人気作には必ずついて回る事を扱ったドキュメンタリー
俺はスターウォーズを7作観てるけど、別に思い入れもなければジャージャービンクスが嫌われてる理由もわからない
ただ、後年あれこれ手を入れるルーカスとあくまでオリジナル版が好きなファンの対立とか、待ちに待ったエピソード1が公開されたときのガッカリ感とか、「何か分かるなぁ」と思えて面白い


98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:17:21.427 ID:jZH0FLxf0

キャンディ(1968、アメリカ、フランス、イタリア)

マーロン・ブランドを筆頭に有名俳優がたくさん出てるエロコメディ。主人公の女の子が行く先々でいろんな男にヤられちゃうだけのセクスプロイテーション映画
役者が気になるだけで何にも面白いことはないが、ラストだけやたら印象的な映画。どーしようもない映画なのにラストだけやたら暗喩的で狐につままれたような、煙に巻かれたような、不思議な気持ちになる


99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:18:25.733 ID:jZH0FLxf0

ゴッドブレスアメリカ(2011、アメリカ)

自暴自棄になった中年男がテレビに出ていた生意気なJKを撃ち殺したことをきっかけに、彼女とはまた別のウマが合うJKと一緒に世の中のクソッタレどもを殺していくロードムービー。まさにナード層が好きそうな映画。俺も好き
ウディ・アレンを「少女レイプ紛いの結婚をしたロリコン」と言い切ったシーンが一番笑った


100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:19:20.042 ID:jZH0FLxf0

ポール・ヴァーホーヴェン/トリック(2012、オランダ)

冒頭の4分間だけをまず公開し、その先のシナリオを公募した実験的な作品
前半はこの企画を追ったドキュメンタリー、後半が出来上がった本編という構成
前半のドキュメンタリーがとても面白い。何千ときた公募を読んで選別していくさまは見てて本当に大変そう。途中「なんで突然マフィアが出てきて主人公たちを殺しちゃうんだよ!」と呆れるバーホーベンに笑った
ただたくさんの公募を混ぜた荒唐無稽な話を期待してたら肩透かしをくらうかも。本編はそつなく面白くまとまってるので


101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:20:39.069 ID:jZH0FLxf0

白い肌の異常な夜(1971、アメリカ)

南北戦争中、女学院に匿われることになった負傷兵(クリント・イーストウッド)のお話。ロリから熟女までよりどりみどりの女性に囲まれて療養生活を送るハーレムもの
ただしイチャイチャするだけじゃあ映画にはならない。この映画もイーストウッドが色んな女に調子のいいことを言うもんだから、そのうち嫉妬や情念うずまく怖い話になっていく
現実にラノベやエロゲのハーレム状態があれば、最後はこうなるだろう


120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:47:01.266 ID:jZH0FLxf0

エイプリルの七面鳥(2003、アメリカ)

家出同然で田舎を飛び出し、現在は男と同棲している不良娘が主人公。心変わりをしたのか感謝祭に家族を招待したものの、その準備がさっぱり進まなくて右往左往する話
感謝祭ための七面鳥を焼こうとアタフタする主人公と、彼女のもとへ向かう家族のストーリーが交互に描かれる
全編通して派手な演出もなく、映画のための説明セリフも出てこない。誰かのホームビデオみたいな、日常を覗き見してるような映画


102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:22:24.653 ID:jZH0FLxf0

スネークフライト(2005、アメリカ)

サミュエルLジャクソンがスタンガンで毒蛇に立ち向かうB級パニック映画
ギャングが殺人事件の証人を殺すため、証人を護送するジャンボジェット機に百匹単位の毒蛇を放すという馬鹿らしさに目をつぶれば、ラストまで驚かせてくれる良作


103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:23:58.075 ID:jZH0FLxf0

3時10分、決断のとき(2007、アメリカ)

息子から全く尊敬されてないような親父が主人公の西部劇。彼がある日、強盗団リーダーの護送の用心棒を引き受ける
うだつの上がらない主人公と、悪党ならではのカリスマ的魅力を放つ男が、敵対しながらも不思議な仲になっていく話
この二人の仲は絆とか友情とか、分かりやすい言葉ではいまいち表しきれない。理屈ではなく心で理解するとはこのことかと、クライマックスの展開を観て思った


105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:25:53.405 ID:jZH0FLxf0

ローズマリーの赤ちゃん(1968、アメリカ)

悪魔の子どもを妊娠した!とヒステリックになる女が主人公のホラー映画
悪魔なんていうとオカルトチックだけど、この映画の怖さはとても日常的なもの
主人公夫婦の隣に老夫婦が住んでるんだけど、こいつらが見ててホントに鬱陶しい。隣のクソババアは善意でお節介を焼くんだけど、それが元で夫婦関係に亀裂が入っていくのとか、現代でもあるんだろうなぁと思う
特にババアがこれまた知らねえババアを「これ私の友達」なんつって紹介してきた挙げ句、部屋にズカズカ入り込んで図々しくもソファーに座るシーンなんか観ててゾワゾワする
ホラーはちょっと、という人にもオススメ。ご近所づきあいって面倒


106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:27:15.864 ID:jZH0FLxf0

BUG(2006、アメリカ)

モーテル暮らしの女のもとに、ある日素性の知れぬ男がやって来る。彼は「体の中に小さな虫がいる」という妄想にとりつかれていて、明らかにヤバい奴
しかし何の間違いか主人公は彼に惚れてしまい、妄想にも付き合ってあげるようになり…
愛というのはこういうものだ、と変質的な形で教えてくれる映画。画面に写るカップルは明らかに頭おかしいし幸せにも見えないんだけど、二人は間違いなく幸せの絶頂にいる
地獄の果てまで一緒だと誓える一途な恋人なんてそうそういないけど、この映画を見るとちょっと怖くなる


108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:29:54.893 ID:jZH0FLxf0

ある戦慄(1967、アメリカ)

列車の一車両にたまたま乗り合わせた人たちが、二人の不良によって本性をむき出しにされるお話
まずなにより乗客たちををいたぶる不良青年。これほどムカムカするキャラクターもなかなかいない。心の底から死んでほしいと思えるクズ
観客としては、彼らにいたぶられる乗客に対して「お前もっと強く出ろよ」とか「なんできっぱり言わないんだよ」なんて思うけど、そんな自分も結局人頼みであることに気づかされる
同じシチュエーションに置かれたら自分はどの乗客になっているか、考えると胸がモヤモヤする


109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:31:01.202 ID:jZH0FLxf0

海辺の家(2001、アメリカ)

余命を宣告された建築士の男が、仲違いしている息子とともに家を建てるヒューマンドラマ
当然ながらラストで主人公は死ぬんだけど、こんな幸福に包まれた死もあるのかと目頭が熱くなった
死を扱ってはいるが雰囲気は重たくなく、クスリと笑えるコメディ調に仕上がってて観やすい


110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:32:58.356 ID:jZH0FLxf0

狼よさらば(1974、アメリカ)

妻と娘を襲った強盗が捕まらなかったことをきっかけに、夜な夜なゴロツキを殺してまわるようになる主人公。彼の行動をマスコミが「私立警察」などともてはやし、町に自警主義の気風が生まれる
チャールズブロンソンの渋い魅力も良いが、個人的には「建築現場で強盗を捕まえて、同僚みんなでリンチしたんだ」なんてことをテレビで熱っぽく語る市民の場面が一番印象深い。自警主義の怖さがこの1シーンに詰まっている


113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:37:02.264

>>110
こういう社会派風ロマン映画大好き


111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:34:42.667 ID:jZH0FLxf0

最凶女装計画(2004、アメリカ)

FBI捜査官がひょんなことから女装してセレブの警護をするハメになるコメディ
アフリカの餓えた子供の写真(ガリガリなのにお腹だけポッコリ膨らんでるやつ)を見た二人の女が、
「涙が出ちゃう。なんでアタシはこんなスリムになれないんだろう」
「うーん、でもこんなにお腹が出てたらヘソピできないわよ?」
なんていうモラルギリギリのギャグが飛び出すバカ映画なので、気軽に借りてサクッと観るのがよい
監督が『最終絶叫計画』を撮ってるところからきたのであろう邦題にゲンナリせず、ぜひとも手にとって欲しい


112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:36:49.051 ID:jZH0FLxf0

オンエア脳・内・感・染(2008、カナダ)

謎のウイルスを題材にしたいわゆるパンデミックもの。感染者は暴徒化してゾンビのような振る舞いをするのでホラー映画っぽくもあるが、全体的にはサスペンス要素が強い。さらに主人公はラジオDJで、ほとんどラジオ局から出ないのでワンシチュエーションものの風味もある
この映画は前半の「何か分からないけど何か起こってる感」を煽る演出が良かった
特に好きなのが、中盤で混乱した町の状況を知らせるファックスが届くんだけど、なぜかそれがフランス語で書いてあるシーン
登場人物が英語に訳しながら読んでいると、最後に一言『これを英語に翻訳しないでください』と書いてあるのを英語で読みあげてしまう。この時点ではまだ何も核心には至っていないのに、自然と「あ、これヤベーな」と感じてゾッとした


114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:37:50.283

アメリカばっかりだな
さすが映画大国


115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:38:31.389 ID:jZH0FLxf0

ハーヴェイ(1950、アメリカ)

アメリカでは子どもがまだ小さいうちから一人で寝かせるので、夜を怖がる子どもが空想の友達・イマジナリーフレンドを作ってしまうことがよくあるそうだ
この映画はそんなイマジナリーフレンドと一緒に暮らす、大人の男が主人公のヒューマンコメディ
誰彼構わず見えない友達・ハーヴェイ(身長2m近いウサギ)を紹介する主人公と、そんな彼をどうにか「まとも」にしたい姉の空回りがコミカルで楽しくも少し怖かったり。主人公が心に傷を負っているのは確かなので、常ににこやかな彼が不気味にも、悲しげにも見えてくる


116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:40:41.755 ID:jZH0FLxf0

MAYメイ(2002、アメリカ)
子どもの頃から友達ができず、人形とばかり話していたような女が、好きな男をゲットするために奔走するアイドル映画。ただしジャンルはホラー。ホラーだけど、とってもキュート
この映画はとにかく主人公の魅力に尽きる。人に愛されたいと願うヘンな女が、突飛な行動で人からドン引きされる切なさときたら
ホラーなんで後半は血みどろの展開になるけど、映画が終わったときには胸を締め付けられるような切なさが残る


117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:42:08.032 ID:jZH0FLxf0

エリート・スクワッド(2007、ブラジル)
エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010、ブラジル)

ギャングも警察も政治家もみんな私腹を肥やすためにお互いを利用しあっているような腐った国ブラジルを舞台に、あくまでも正義を遂行しようとする軍警察特殊部隊BOPEを描いたポリティカルアクション
悪党どもを情け容赦ない暴力で叩きのめす彼らにただただシビれる
あと悪党の悪党っぷりも凄まじい。誰がどう悪いとかじゃなく、どいつもこいつも悪いやつ。善人を探す方が難しい混沌の街をBOPEがどう救うのかも見もの
できるだけ2作一緒に観てほしい。1が衝撃的なほど面白いのに、2はその倍面白いから絶対飽きない
副題の付いている方が2作目なので注意!


119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:44:40.459 ID:jZH0FLxf0

処女の生血(1974、アメリカ)

処女を求めてとある国の名家を尋ねるドラキュラ伯爵。そこの四姉妹のだれかを嫁に貰うというお題目だが、その実は処女の血を飲むこと。だからこそカトリック信仰の根付く土地にやってきたのだ
ドラキュラ伯爵が目をつけた四姉妹のうち、長女は既婚者で、四女は娶るには若すぎる。そんなわけで残りの次女・三女に目をつけるわけだが、二人は使用人のイケメンと夜な夜な盛りあってるクソビッチであった
しかし、そんなこと露とも知らぬドラキュラ伯爵。まず次女に言い寄り「そなたは処女か?」「はい(大嘘)」と騙され、非処女の汚れた血を飲んでしまう。即座にげぇげぇ吐き出しすっかり意気消沈
翌日三女に言い寄り、「そなたは処女か?」「はい(大嘘)」のやり取りのあと首筋をガブリ。そしてゲロゲロ。「こんな仕打ちはもういやだ…」と泣き言をこぼすドラキュラに笑いを禁じ得ない
処女厨の末路なんてこんなもの。そんな社会の縮図を見せてくれるゴシックホラーコメディ


235: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 03:05:34.535

>>119
俺はこれがオススメ
ウドキアー最高!
ついでに「悪魔のはらわた」も最高!ウォーホール無関係!


121: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:48:26.709 ID:jZH0FLxf0

ゾンゲリア(1981、アメリカ)

ゾンビ映画だが、グログロなゾンビがわらわら寄って来るホラーじゃない
主人公はある田舎町で起こった連続殺人事件を捜査する保安官。そしてその事件の犯人がゾンビというサスペンス仕立ての一風変わった作品
今作のゾンビは徒党を組んで人を殺し、普段は人間として日常生活をおくっている。保安官は町に溶け込むゾンビ相手に捜査するんで、真相を知っている観客はゾッとするやらおかしいやら


122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:48:54.202 ID:jZH0FLxf0

ゾンバイオ/死霊のしたたり(1985、アメリカ)

ヒロインが生首ゾンビにクンニされることで有名なバカグロゾンビ映画。ロメロ系の社会派ゾンビとは一線を画すコメディホラーで気軽に観れる


123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:50:18.153 ID:jZH0FLxf0

死霊のはらわた2(1987、アメリカ)

今や「スパイダーマンの人」になったサムライミ監督の最高傑作。ホラーを観ない人はこれを観て「ホラー映画は怖いもの」という固定観念をぶっ壊してほしい
終始異常なテンションで展開するホラー演出に圧倒されること間違いなし。怖いはずのホラーで自然と「次は何が出てくんだ?」と期待しちゃうだろうし、映画の半ばを過ぎればどんな人も笑ってるはず

1作目のセルフリメイクのような作品なので、2だけ観ても大丈夫


124: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:51:12.686 ID:jZH0FLxf0

ブレインデッド(1992、ニュージーランド)

今や「ロードオブザリングの人」になったピータージャクソン監督の傑作
実は紹介したいことは「死霊のはらわた2」と同じで、これもやり過ぎコメディホラー
この映画において血はガロン単位で吹き出すもので、四肢は千切れるもので、体は引き裂かれるもの。草刈り機でゾンビはミンチと化し、肉片が血の海を滑る
監督の熱意が血のりと一緒に溢れ出る映画。凄まじい


125: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:52:40.145 ID:jZH0FLxf0

倦怠(1998、フランス)

妻と別居中のおっさんが若い女に溺れ、果ては独占欲で精神に変調をきたす話
「男ってバカだなー」と男が思える映画。初めは調子づいてた主人公が惨めに落ちこぼれていく様がとても滑稽
そしてこの映画で何よりも素晴らしいのがヒロイン役の女優で、ちょいブス・ぽっちゃり・巨乳という「身近にいそう」な絶妙なルックス
彼女のおかげでこの映画は単なる他人事では終わらず、「こんな子が毎日家に来てセックスしてくれるんなら、俺もどうなるかわかんねえよなー」なんて親近感を生み出している


126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:54:31.014 ID:jZH0FLxf0

S&Mある判事とその妻(2009、ベルギー)

中年夫婦が主人公。ある日妻からドM願望を告白された夫(判事)が、戸惑いながらも彼女の体を傷つけていく官能ラブロマンス。レンタル屋でエロティックの棚に置かれ、人の目につきにくいのがもったいない
夫の職業上、倫理的にどうなのか?
人の性的嗜好や夫婦間のセックスに外野が口を挟む権利はあるのか?
人間の体は尊く、たとえ合意の上であっても傷つけてはいけないのか?
扱っている題材が興味深く、実話ベースの話なので引き込まれる


127: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:55:10.688 ID:jZH0FLxf0

セクレタリー(2002、アメリカ)

自傷癖のあるメンヘラ女が仕事先の上司にいじめられてMっ気に目覚めるラブコメ
設定はイロモノなのに、彼女と上司の恋愛模様は超純愛。二人ともすげーシャイで「お前ら中学生かよ!」と突っ込みたくなるほどのいじらしさ。言いたいことが言えない二人のもどかしさが観ていて微笑ましい
SMのレベルはお尻ペンペン止まりなので安心して観てほしい


128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:56:41.316 ID:jZH0FLxf0

にんじん(2003、フランス)

児童文学の映画化。三人兄弟の末っ子で、家族で一人だけ赤毛なのでにんじんと呼ばれている少年が主人公
彼は「みにくいあひるのこ」的に家族のつまはじき者で、特に母親からはひどく嫌われている。長男長女とは明らかに扱いが違っていて、主人公にはひとかけらの愛情も与えない
誕生日に息子が書いてくれた詩を嘲笑いながら読み上げたり、料理に彼自身の尿を混ぜたり(何故彼の尿が取っておいてあるのか、その理由もまたひどい)、やってることはもはや虐待
そばにいると疎ましいが、離ればなれは耐えられない。母性とは時にそういうもので、人類最大のエゴなのかもしれないと思わされる映画


129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:57:57.606 ID:jZH0FLxf0

ブローンアパート(2008、イギリス)

「妻が母になった」は不倫男の常套句だが、真理でもあるんだろうなぁとこの映画を観て思う。子を持つ女性は常に「女」と「母」の両面を持っていて、その間で揺らいでいるんだろうと
ではそんな女性が「女」を捨てて「母」という一面に振り切ったらどうなるのか?それがこの映画で描かれている
主人公は子を持つ若妻。ある日自宅で不倫の真っ最中、サッカー観戦に行っていた夫と息子をテロで亡くすところから始まる
「母」として最低最悪の過ちを犯した彼女は、その日以来「女」を捨てる
劇中、何度も在りし日を回想するシーンがあるが、そこに出てくるのは息子だけ。夫のことなんか忘れたように息子だけを追い求める。ごくごく稀に出てくるけど、それも息子のおまけ程度。彼女の目は息子しか見ていない
この映画は男として恐怖を覚える映画。「母」になった女性には男なんかいらないんだなぁ、とそら恐ろしい気持ちになった


130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 22:59:09.519 ID:jZH0FLxf0

見えない恐怖(1971、イギリス)

盲目の女性が外出している間に家族が殺されてしまうホラー。
夜遅くに帰宅した彼女は家族を起こすまいとしたため、死体にしばらく気づかない。当然観客からは見えているので、彼女が着替えたりコーヒーをいれたりしてるそばに死体が転がっているのがわかる。そんな志村うしろうしろーに近いもどかしさが面白い
その後死体を見つけた彼女と、殺し損ねた獲物を追う犯人との追走劇もこれまたハラハラする


132: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:01:59.042 ID:jZH0FLxf0

彼女が消えた浜辺(2009、イラン)

海辺のリゾート地にバカンスに来た数人の男女。メンバーはさまざまで中には「誰々の同僚」というだけでほとんど初対面同士の人もいる
一日目は楽しく過ごした一行だったが、二日目に異変が起こる。海辺で遊んでいたはずのエリが消えたのだ。警察に連絡して捜索するも一向に見つからないまま、時間だけが過ぎていき…
ストーリーのとっかかりは女性の失踪。しかしこの映画は消えた人を探し、何かの陰謀にでも巻き込まれるようなサスペンスではない
話が大きく動くのはエリが消えた後、彼女をバカンスに誘った人物がとある嘘を告白したところから。これをきっかけに、残された人たちの間がギクシャクし始める
「消えた人」ではなく「残った人」が互いに不安やエゴでどんどん険悪になっていく様を描いた作品。ジャンルはしいて言うなら心理サスペンスか。


136: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:05:02.204 ID:jZH0FLxf0

26世紀青年(2006、アメリカ)

現代、頭の良い夫婦ほど将来を考えて子作りをしぶり、向こう見ずのバカな夫婦はポコポコ子どもを産んでいた
バカの子がバカと結婚してバカな子を産み、その結果26世紀には人類総白痴化、水の代わりにゲータレードを飲み、元ポルノ男優が大統領になっていた
主人公は21世紀に軍のコールドスリープ実験に参加していた男。彼が被験者に選ばれた理由はとにかく「平凡」だから。1年後に解凍の予定だったが、不運にもトラブルにより実験そのものが忘れ去られてしまう
そんな悲劇の主人公が目を覚ましたのは26世紀。かつて平凡だった彼も、この時代では相対的に天才となっていた
邦題が忌々しい傑作おバカコメディ。バカな事をやりつつちゃんと皮肉も利いているのが素晴らしい


135: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:03:09.892 ID:jZH0FLxf0

家の鍵(2004、イタリア)

主人公はかつて難産で恋人を亡くし、障害を持って生まれた我が子すら捨て去った男。そんな彼が15年後、母方の家族に育てられた息子と初めて向き合い、父親として苦悩するドラマ
障害児を持つ親のシビアな現実が描かれる
高校大学出して就職すれば子育て卒業、なんてことはなく、障害児の親は死ぬまで面倒を見なければならない
果たして、我が子を一度捨てた男にそんな覚悟ができるのか?
印象に残ったのは主人公に変化をもたらすシャーロット・ランプリングのセリフ。彼女も障害児を持つ母で、その言葉は重い
「育児は母親に押し付けられた汚れ仕事」
「他の元気な子供をみると妬ましく思うけど、そんな自分を恥じたりはしない」
「死んでくれれば(どれだけ良いか)」など、障害児の娘に人生を捧げる覚悟をした人だけが言えること
初めは戸惑うばかりの主人公が、我が子との交流を通じてどう変わるのか。決して万事順調なハッピーエンドとはいかないが、そのラストは深い余韻を残す


137: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:06:14.568 ID:jZH0FLxf0

やわらかい手(2007、ベルギー、ルクセンブルク、イギリス、ドイツ、フランス)

難病を抱える孫の治療費を稼ぐため、手コキ専門の風俗嬢として働くことになったおばあちゃんのお話
設定は完全にコメディなのに、内容はかなりシリアス。終始静かなトーンで下品になりすぎないのが良い
決して性風俗自体を肯定する描き方ではなく、大事なのはそこで働くことを自分が恥じるかどうか。誰に何を言われようと、これは家族のためなのだと胸を張れるか。初めはこそこそしていた主人公の変化がポイント
あと主人公の仕事を知った周囲の様々な反応が面白い。我が子が難病とはいえ、母親が風俗で稼いだお金を受け取れるか?母の仕事を知った息子の激情は醜いが、「お前が不甲斐ない代わりに母親が稼いだんだろうが」と断罪もできないよなぁーなんて考え込んでしまった


138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:07:04.901 ID:jZH0FLxf0

ティーンエイジパパラッチ(2010、アメリカ)

俳優のエイドリアン・グレニアーがある日自分を取り囲むパパラッチの中に少年を見つける
彼は当時13歳のオースティンくんで、勿論パパラッチの一人。小さな体に不釣り合いなカメラを持ち、夜の町でスケートボードを駆ってセレブを追い回している
そんな彼のことが気になったエイドリアンが、「パパラッチを俳優が追いかける」というコンセプトで撮ったドキュメンタリー。ハリウッドスターが多数出演している
劇中、中高生を対象にした職業アンケートで、約半数がCEOよりセレブの鞄持ちになりたいと答えているのが興味深かった。セレブになるより、その知人でいたいと思う人がたくさんいるらしい
もうひとつ面白かったのが、この映画の後半でそれまで撮ったオースティンくんの映像を本人に見せる場面。明らかに落ち込んでるというか、それまで幼稚ながらも純粋に楽しんでいたパパラッチという仕事の浅ましさに薄々気づいてしまったような顔をしている。


140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:08:21.249 ID:jZH0FLxf0

テシス/次に私が殺される(1995、スペイン)

映像学科の女子大生が、ある日学内の倉庫からスナッフフィルム(実際の殺人を撮影したビデオ)を見つける。知人のビデオマニアとそれを見ていると、殺されているのが数年前に行方不明になった同級生であることに気づいた
犯人は学内にいるのではないかと考えた二人は撮影に使われたカメラを割り出し、学内を捜索するのだが…
良質のフーダニット(犯人は誰か?)ミステリー。本当に最後まで犯人が分からない
というのもこの映画、序盤に怪しいやつが二人出てくるんだけど、「このどっちかが犯人なんだろうなぁ」と観客に思わせといてラストで本当にその片方が犯人なんで驚く
安いB級映画だとそれまで数回しか出てきてないようなヤツが「フフフ、私がやっていたのだよ」なんて黒幕ヅラして出てくるクソしょうもないどんでん返しがあるけど、この映画にはそれがない
途中で怪しげなやつが数人出てくるけど、そっちは所詮囮。結局は「やっぱこの二人なのか」という疑問に立ち返る。
特に盛り上がるのが後半。怪しい二人の怪しい部分が交互に出てきて、「え、こっちが犯人なの?いややっぱそっち?あれ実はこっち?」なんてめちゃくちゃに振り回される


141: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:09:51.320 ID:jZH0FLxf0

幸福(1965、フランス)

この映画は仲睦まじい夫婦と子どもが手を繋いでピクニックをしている画から始まり、同じように手を繋いでいる家族の画で終わる
初めと終わりが全く同じ構図。ただ大きく違っているものがあって、それは観ているこちらの心
初めのシーンでは登場人物が幸福を感じているのが分かるし、観客もその姿に幸福を見る
問題なのがラスト。彼らが冒頭と同じ幸福を感じているのが分かるのに、観客はこのシーンになんともおぞましいものを感じるはず
ただこの感情が上手く言い表せない。恐怖と義憤と不快感と釈然としない気持ちがごちゃ混ぜになったような、とにかく映画を観終えたときの感情としては初めてのものを感じた


142: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:11:14.653 ID:jZH0FLxf0

セックストラフィック(2004、イギリス、カナダ)

友人の手引きでモルドバからロンドンへ働きに出ることになった主人公姉妹だったが、道中で誘拐され、売春婦として売り飛ばされてしまう
一方、ロンドンの人権団体の活動家は、アメリカの大企業の支援する国連職員が東欧で横行する人身売買に関わっていることを嗅ぎつけた
東欧の人身売買の実態を描いたドラマ。ヨーロッパから遠く離れたアメリカの大企業も関わる陰謀に発展するストーリーがスリリング
さらった女をイタリアへ売るときにボートで海を渡るんだけど、警察の海上捜査に出くわしたら「商品」をみんなドボドボ海に突き落として逃げるシーンが怖い
実話が元になっているというが、そうだとするともう海外旅行とか行きたくないな、と思える恐ろしさ


144: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:12:38.184 ID:jZH0FLxf0

ありふれた事件(1992、ベルギー)

金のために人を殺し快楽のために女を犯す男に密着取材する撮影クルー、という設定のPOV映画。毎日凄惨な暴力に触れている内に撮影クルーの感覚が麻痺し、次第に彼らも暴力行為に加わっていく
監督・主演を務めた男はコメディアンで、実はこの映画も笑える作品になっている
それは「やりすぎた演出はコメディになる」という種類の笑いで、例えばホームパーティーの最中に突然銃をぶっぱなして血まみれのまま食事を続けたり、殺された彼女の肛門にフルートが刺さってたり
俺も初めのうちは「なんだこれは」とその邪悪さにビビってたんだけど、彼女の死体のくだりから笑えるようになった。特にそのフルートを「クソがついてるだろ!」と泣きながら水洗いするシーンなんかプッと吹き出してしまう
ただこの映画が本当に怖いのは観終わってから。「やりすぎた演出はコメディになるんだなぁ」なんて分かった気になってると、ふとあることに気付く瞬間がある
それは「初めはビビりながら観てたけど、そのうち慣れて笑えるようになる」っていう観客の感情の動きが、劇中の撮影クルーと全く同じだということ
殺人鬼と一緒に子どもを殺し女を犯していた男たちと同じような心情にあったんだと思ったらその瞬間にゾッとした


145: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:13:37.682 ID:jZH0FLxf0

フリーウェイ(別題・連鎖犯罪/逃げられない女、1992、アメリカ)

売女とヤク中の両親が逮捕されて行き場をなくし、遠く離れた祖母の家へ車を走らせるJKビッチ。道中車が動かなくなり困っていたところを通りすがりの男(キーファー・サザーランド)に乗せてもらうことになるが、彼は今世間を騒がす連続殺人犯だった…
あらすじは『ヒッチャー』『ヒッチハイク』的なサスペンスだけど、今作は全く予想不可能な展開を見せる
これは主人公を演じるリース・ウィザースプーンのドグサレビッチっぷりを楽しむ映画
変質者に脅されて黙っているような女じゃないから途中で反撃に出るんだけど、これが悪者の男の方が可哀想になるほど。彼女の復讐がエグいとかじゃなくて、とにかく彼女のドグサレっぷりときたら。こいつほんとに主人公かよと思わず笑っちゃう


146: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:14:59.189 ID:jZH0FLxf0

ピュア(2002、イギリス)

ジャンキーの母親を持つ男の子が主人公。初めは母が薬物中毒であることもよく分かっていないが、全てを理解したときに彼は戦うことを決意する。その小さな体で母に薬を渡す恋人に立ち向かい、母の体から薬を抜こうと奮闘する
観客からすると彼の母が救いようのないクズなのは分かるんだけど、息子にとってはただ一人の肉親。母が更生施設に入ろうとすると「僕を捨てるのか!」なんて怒るシーンとか、理解はできないけどグッときた
10歳の子供がヘロインやっちゃうショッキングなシーンがあるので苦手な人は注意


148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:17:33.600 ID:jZH0FLxf0

ダイアナの選択(2009、アメリカ)

仲良しのダイアナとモーリーンが高校のトイレでくっちゃべっていると、外から突然銃声と悲鳴が聞こえてくる。なんと同級生の男が銃を乱射し学生たちを殺していたのだ
やがて二人にも銃口が突きつけられる。しかし彼はすぐに撃たず、「どっちを殺す?なあダイアナ?」と究極の選択を迫ってきた
そして15年後。幸せな家庭を持ったダイアナであったが、高校時代のトラウマに苦しんでいた…
自分を守るために親友の命を売る。ひどい話ではあるが、だからといって友のために自分を殺してくれと言えるかどうかなんて想像もできない


149: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:19:10.838 ID:jZH0FLxf0

ビタースウィート(2002、ドイツ、アメリカ)

女子高生のカティとステフィが味わうあまりに苦い青春。でもラストだけはほんのちょっぴり甘い、爽やかな映画
友情、恋愛、家族、将来、彼女たちの周りには悩み事がたくさん。時に嫉妬で仲違いをしたり、時に無邪気さゆえの残酷さで人を陥れ、時に非情な暴力にもさらされてしまう
目まぐるしい展開に、サスペンス映画でもないのに「次どうなんの?」と目が離せない


151: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:20:07.553 ID:jZH0FLxf0

メイクアップ恐怖の3P(1979、アメリカ)

妻子の留守中、道に迷ったと言う二人の美女を家に入れたおっさん。なんやかんやで3Pして大満足
しかし女がなかなか帰らない。今さらこの女どもは頭のネジが飛んでいることに気づいたおっさんだが時すでに遅し。男としての尊厳をズタズタにされるまでいじめぬかれるのであった
女優二人の常軌を逸した演技は凄まじいが、何を見てもラストのインパクトで全て忘れる。これは何のためのラストなのか。きっとエンドロールでお口アングリ、何を観せられていたんだと軽く後悔すること間違いなし
リメイクの『ノック・ノック』はオリジナルの狂気が薄れて小綺麗な映画になっているので観る必要無し


152: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:20:56.989 ID:jZH0FLxf0

ケーブルガイ(1996、アメリカ)

ジム・キャリー主演の『トゥルーマンショー』で強く印象に残るのはラスト。視聴者が「他の番組やってないか?」とチャンネルを変えるシーンに、テレビやその視聴者に対する「毒」が盛り込まれていたように思う
で、この『ケーブルガイ』はその毒だけを抽出したような映画。主演は同じくジム・キャリー
彼が演じるのは育児放棄されてテレビを家政婦代わりに育った男。人との付き合い方も分からないし、口を開けばテレビで見たドラマや映画のことしか話せない。そんな男に付きまとわれてしまう主人公を描いたブラックコメディ


153: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:22:31.599 ID:jZH0FLxf0

ぼくのバラ色の人生(1997、フランス、イギリス、ベルギー)

「女の子になりたい」と願う男の子が主人公。ただこの映画は彼の内面を掘り下げていくというより、彼への対応に困る周囲と、家族の騒動を描いたドラマ
この映画はとにかく主人公に厳しい。主人公の同級生とその親、担任、校長、カウンセラー、隣人、果ては親兄弟に至るまで、ほとんど彼の問題に向き合おうとはしない
祖母だけが彼の「女の子になりたい」という願いを認めていて、彼女以外は誰も主人公の力にはならない。母親なんて家族の問題を全て「あんたのせいよ!」と主人公に押し付ける始末
クライマックスまでずっとその調子なんで、主人公があまりにいたたまれない。俺だけは彼の味方だ、と主人公を見守る気持ちで観入ってしまう作品


154: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:24:27.753 ID:jZH0FLxf0

SWITCH(2011、フランス)

ホーム・エクスチェンジ(旅行の際、ネットで知り合った人とお互いの家を交換してホテル代わりにすること)を利用してパリに旅行した主人公が、現地で殺人事件の犯人に仕立てあげられてしまうサスペンス
序盤から中盤の展開がとても良い
パリに旅行に来ただけの主人公が突然逮捕されたうえ、証拠を次々と突きつけられる
観客としては「彼女と部屋を交換した相手が怪しい」とは分かっているんだけど、主人公が潔白だと確信できるような描写もない。途中、人が変わったかのような手際で警察から逃げたあたりで、観客も彼女を信用できなくなる
その後も「この主人公がホントは悪者なんじゃないの?」とか「そうじゃないなら二重人格オチとか?」なんて考え出したあたりで分かりやすく予想を裏切ってくれるので、退屈しないしぐいぐい惹きつけられた
オチ自体はあっさりと着地するが、そこに至るまでの過程が抜群に面白い

ちなみにホームエクスチェンジを題材にした映画に「ホリデイ」なんてラブロマンスもある。同じネタでも全く違う話なので合わせてみるのもまた一興


155: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:25:55.407 ID:jZH0FLxf0

あなたを抱きしめる日まで(2013、イギリス)

タイトルはハートフルなヒューマンドラマみたいだけど、実はかなりヘビーな話
若い頃、婚前交渉で身ごもった主人公は修道院に入れられ、子どもは養子に出されてしまった。50年後、彼女は自分の本を書きたいというジャーナリストと連れ立ち、息子を探す旅に出るのだが、という実話が元になった映画
厳格なカトリック信仰が根付くアイルランドには96年までマグダレン洗濯所という施設があり、婚前交渉をした女性は「修道院に入る」という名目でそこに収容されていた。未婚の母は勿論レイプの被害者すらその対象で、数年間奴隷のように働かされていたそう
その理不尽な体制を告発する回顧録も後に出版され、今作とは別に『マグダレンの祈り』という映画になっている
ちょっと調べたただけで胸くそ悪くなる話だが、この映画は「そんな彼らを許せますか?」と問いかけてくる。当然許せるわけもないが、果たして主人公はどうしたか
面白いのが、主人公はカトリックの修道院でひどい目に遭ったのに、自身は敬虔なカトリック信者であること
宗教というものは篤く信奉すればするほど「人間らしさ」を失ってしまうものなのだろうかと思わされる


156: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:27:14.723 ID:jZH0FLxf0

ズーランダー(2001、アメリカ)

ファッションモデル業界を舞台にしたバカ映画
この映画に登場するモデルたちは主人公を含めて一人残らずバカ。ガソリンスタンドに行ったら水遊びの要領でガソリンかけあって爆死するレベル。そして最後までなんのフォローもなく、「モデルはバカ」のまま終わる
そんな映画で元モデルのミラ・ジョボビッチが敵の女幹部役をやってたり、元モデルのA・ジョリーの実父であるジョン・ボイトが主人公の父親役で出てたり、キャスティングからして笑かしにかかってる
バカ映画とはこの作品のための呼称だと思った傑作

そして続編も相変わらずサイコーのバカ映画。ただカメオ出演ネタが若干多かったかな


157: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:27:36.231 ID:jZH0FLxf0

真夜中の処刑ゲーム(1982、カナダ)

警官がストライキに入った夜、街にニューオーダーと名乗る自警団が出現。手始めにゲイバーに乗り込んでホモを撃ち殺すも、一人取りのがしてしまう
命からがら近くのアパートに逃げ込んだホモ。彼の事情を知った住人はアパート内にトラップを仕掛け、ニューオーダーとの全面対決に挑むのであった
二階建てくらいの狭いアパート内を縦横無尽に使って悪漢どもを倒す映画


158: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:28:46.106 ID:jZH0FLxf0

チェイシングエイミー(1997、アメリカ)

今の彼女を愛していて、向こうも自分を愛してくれている。しかし彼女は学生時代、即尺3Pなんでもござれなヤリマンで有名だった
そりゃ頭じゃ「過去に100人の男と寝てようが、今の彼女が俺を愛しているのだからそれでいい」とは分かっている。でも心では「この尻軽のクソビッチが!」という侮蔑と、「俺が101人目の過去になるのはゴメンだ」という恐怖も渦巻いている
劇中、彼女が泣きながら「若い日の私は何が愛なのかも知らなかった。隠していたことは謝るけど、過去の行動を今あなたに謝る理由はない!」と泣きながらぶちまけるシーンはとても心がモヤモヤした
彼女の行動が若き日の過ちなのは理解できるけど、「悲劇のヒロインぶんじゃねーよ!」とイラつく思いもあって…とまースッキリしない恋愛映画
監督の実体験が基になったストーリーで、その悲恋の相手を主演女優に配している


159: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:29:19.049 ID:jZH0FLxf0

恐怖ノ黒電話(2011、イギリス)

一言で表すなら『オーロラの彼方へ』のホラー版。あっちは過去に繋がった無線で亡き父と交流する話だが、今作で黒電話が繋がった相手は30年前に同じアパートに住んでいたメンヘラ女
主人公メアリーはDV夫から逃れるための引っ越しを済ませたばかり。そんなときかかってきた過去からの電話に、疲弊した彼女は取り合う気などおきなかった
しかしある日、電話で「教会の前で写真を撮る子供のあなたと母親を見つけたわ」と告げられる
慌ててアルバムを開くメアリー。そこには確かに教会の前で母と並んで撮った写真があった。写真のすみには、これまで無かったはずの人影も。そして伝播するように他の写真にも同じ人影が出現する
なんと30年前にいる電話の相手が、子どもの自分をストーカーし始めたのだ
とにかく設定が面白い。敵は過去にいるわけで、もし子どもの自分を殺されたら現在の自分も消える。でもこちらからは何もできないという恐怖
そしてその恐怖を引き立てる演出も素晴らしい。主人公が散歩するシーンで背景に写真の人影が立ってたりするんだけど、わざわざ効果音を鳴らしたりはしないし、主人公も気づかずに次のシーンに移る。じわじわと追い詰めるような演出に鳥肌が立った


160: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:29:52.542 ID:jZH0FLxf0

マイケル・コリンズ(1996、イギリス、アイルランド、アメリカ)

アイルランド独立運動を指揮したマイケル・コリンズの生涯を描いた歴史映画
歴史映画というと堅苦しそうで敬遠する人もいるかもしれないが、これは是非観てほしい
というのも、この映画のメインはマイケル率いるIRAと、アイルランド警察&イギリス軍の血で血を洗う抗争
町中や人混みの中で男が突然銃を抜き、対立組織の幹部を撃ち殺すシーンが続く様はまるでマフィア映画。難しい知識など無くとも、男たちが互いをバンバン撃ち殺していくのを観ているだけで楽しい
そうしてアイルランド独立に一役買ったマイケルの末路にはフィルム・ノワールのような無常感がある


161: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:30:46.964 ID:jZH0FLxf0

小さな巨人(1970、アメリカ)

121歳のジャックが歴史家からのインタビューを受けるところから、話は彼の幼い頃にさかのぼる。彼の人生はアメリカ史と深い関わりがあり、歴史上重要な出来事には当事者としてその場にいたというのだ
主人公の人生がアメリカ史とともに語られる作品というと、有名なのは『フォレストガンプ』。あっちは50年代から70年代くらいが舞台だったが、『小さな巨人』は1800年代半ばのインディアン戦争が舞台
白人のジャックは幼い頃にインディアンのシャイアン族に育てられ、長じてからは白人の牧師に引き取られた。その後は牧師の養子からペテン師、ガンマン、商人と職を転々とし、ついにはインディアン戦争の「悲劇の英雄」カスター将軍の下へ
『フォレストガンプ』は黒人問題を避けた捏造映画だと非難されることがあるが、『小さな巨人』はその逆。ずっと西部劇の悪役でしかなかったインディアンを史実に忠実に描いた作品で、カスター将軍が「悲劇の英雄」などではなかったことも徹底的に茶化している
悲惨な虐殺シーンなどはあるものの、牧師の妻が淫乱だったり、シャイアン族の女に迫られて夜ヘトヘトになったりと、全編通してコメディタッチになっている


163: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:31:10.650 ID:jZH0FLxf0

処刑教室(1982、カナダ)

荒れ果てた学校に赴任してきた教師がどうしようもない不良どもを本当に処刑しちゃう話。後に『コマンドー』を撮るマーク・L・レスター作品
はじめは主人公も不良を無視して授業するんだけど、さすがに非行が目に余る。校内で麻薬を売ってるところを見つけた彼が校長に相談すると、「決定的な証拠がなければ訴えられない」と見て見ぬふり
ダメだこりゃ、とまた不良を無視して授業するんだけど、やがて彼の妻にまで危害が及ぶようになってついにプッツン。我慢して我慢して我慢したぶん、不良どもを殺していくクライマックスが爽快
一応、非行に走る子どもたちを見て見ぬふりする大人、みたいな社会派メッセージも読み取れるが、見所はやっぱりクライマックス。教師が生徒の腕ちょん切っちゃうような凄まじい復讐シーン


164: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:32:50.488 ID:jZH0FLxf0

堕天使のパスポート(2002、イギリス)

ロンドンを舞台に、社会の底辺で生きる不法移民を描いた社会派ドラマ
こう書くとお堅い映画のように思えるが、エンタメ映画としてスリル満点のサスペンスになっているので万人にオススメできる
ホテルで働く主人公(ナイジェリアからの不法移民)が、ある日部屋のトイレで人の心臓を見つける。ホテルのオーナーが臓器売買に関わっているようだが、自分の立場を考えれば通報もできない
そんなスリリングな冒頭から、話は主人公がパスポートを得るための戦いへと展開していく
決して明るい話ではないし血なまぐさいシーンもあるが、ラストは切なくも爽やかなハッピーエンドを迎えるので安心して観てほしい


165: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:33:48.972 ID:jZH0FLxf0

ハピネス(1998、アメリカ)

境遇の違う三姉妹がそれぞれ幸せを求めるさまを描いたブラックコメディ。このタイトルは完全に皮肉で、劇中ではどうしようもなく辛いことばかり起こるというシニカルな笑いがつまっている
この映画は、まだ精通をしていない男の子が射精して、家族に「イケたよ」と微笑むシーンで終わる(意味わからんからネタバレにもならないよね?)
果たして、未だかつて「射精」をこんな希望溢れるよう描写した映画があっただろうか。劇中では嫌なことばかりあったけど、この射精のおかげで少し救われた気持ちになるおかしな作品


169: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:37:31.897 ID:jZH0FLxf0

あの日、欲望の大地で(2008、アメリカ)
ユー・キャン・カウント・オン・ミー(2000、アメリカ)
シッピング・ニュース(2001、アメリカ)
イン・ザ・ベッドルーム(2001、アメリカ)
リトル・チルドレン(2006、アメリカ)
マイ・ライフ、マイ・ファミリー(2007、アメリカ)
アバウト・シュミット(2002、アメリカ)
ママが泣いた日(2005、アメリカ)
マーゴットウェディング
イカとクジラ
これらは全て夫婦、親子、兄弟など家族間の確執を題材にしたヒューマンドラマ。世の中にはヒューマンドラマが苦手な人もいるようなのでまとめて紹介
とりあえずどれか1本観てほしい。それが面白ければ他の7本も絶対楽しめるし、面白くなければ他のも観る必要はない
映画の雰囲気としては、上4本がシリアス色強め。下4本はトラジコメディといって、劇中で起きていることは悲劇なんだけど、その様が滑稽で笑えるような悲喜劇。『ママが泣いた日』なんか『スキャナーズ』ばりに頭吹っ飛ぶシーンなんかもある 


168: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:34:45.659 ID:jZH0FLxf0

モナリザ・スマイル(2003、アメリカ)

1953年、リベラル志向の美術教師キャサリンはアメリカの名門ウェルズリー女子大学に赴任した。しかしこの学校は「女に生まれたからには、結婚して子どもを生んで幸せな家庭を築くべき」と生徒に教えるガチガチの保守派
「名門校に赴任してきたと思ったらここは花嫁学校じゃないの!」とブチギレながらも、キャサリンは美術を通して生徒たちに染み付いた画一的な考えを変えようとするのだった
この映画、リベラルなキャサリンとの交流で女生徒がみな解放される、みたいな話ではない
映画中盤くらいで「結婚して家庭に入ります」と決めた生徒に、キャサリンが「いや家庭と勉学を両立すればいいじゃない。あなた成績良いし弁護士を目指してたんじゃないの?」と詰め寄るシーンがある。
このとき生徒は「いや両立はムリだし、今の私は家庭を持つ幸せが欲しい」とキッパリはねつける。ここで初めてキャサリンは自分が保守派と同じように「思想の押し付け」をしていることに気づかされる印象的な場面
あとこの映画はエンドロールも面白い。エンドクレジットとともに50年代当時のCMやドラマの映像が次々と流れるんだけど、その「作り物感」ときたら。出てくる人たちみんなマネキンに見えてうすら寒くなるほど


170: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:38:02.855 ID:jZH0FLxf0

ペーパーハウス(1988、イギリス)

思春期真っ盛りの少女が授業中、退屈しのぎにノートに家を描く。すると突然意識が遠のき、気づいたら広大な野原に家がポツンと建つ見慣れない場所にいた。これが自分の落書きの家だと気づいた少女は、目を覚ましてから落書きに色々なものを描き足していくのだが…
思春期映画の甘酸っぱさと、恐怖映画の不気味さの入り交じる映画
パッケージにも載っている、トンカチを振りかざして追いかけてくる黒い影がトラウマもの


172: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:38:30.246 ID:jZH0FLxf0

真昼の決闘(1952、アメリカ)

約90分後に着く汽車で街にならず者が帰ってくることを知った保安官は、町一丸となって迎え撃つために有志をつのる。しかしみんなから断られてしまい、結局保安官一人で戦うハメになるまでの90分間をほぼリアルタイムで見せる映画
まさにアンチ西部劇といった内容で、未だに西部劇好きからは嫌われているらしい
人間の弱いところや薄汚いところを見せつけられる映画が好きな人におすすめ


173: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:39:58.851 ID:jZH0FLxf0

拳銃王(1951、アメリカ)

西部一の早撃ちガンマン、ジミー・リンゴォが、長らく会っていなかった妻を訪ねるために町へ来るシーンから始まる
「西部一」の噂は当然町にも届いており、彼が現れたことで住人は騒然とする。子どもはヒーローの登場にはしゃぎ、大人は厄介者だから追い返せと保安官に詰め寄り、名を上げたい若者は命を狙っていた
そんな彼らを横目に、酒場で悠然とグラスを傾けるリンゴォ。その様子から「西部一」の肩書きを背負ってしまった男の悲哀を感じられる、味わい深い作品
劇中でのリンゴォのセリフ「若い頃の自分のようなヤツに付け狙われる日々だ」がこの映画を表している


174: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:40:33.639 ID:jZH0FLxf0

アンドロメダ…(1971、アメリカ)

ある寒村近くに人工衛星が墜落し、なぜか村人がアル中の老人と健康な赤ん坊以外全員死んでしまう。調査の結果その原因が衛星に付着していた未知の細菌にあることを突き止めた科学者たちだが…
静かな静かなSF映画。お話のメインは科学者たちの調査・研究で、この描写がとても綿密。研究施設が地下にあるんだけど、一階下るごとに段階的な滅菌をしていく様をじっくりみせる。映画の中で専門的な作業を黙々とやるシーンが好きな人にはたまらない
勿論パニック映画としても素晴らしく、演出は静かだがその静けさがいっそう恐怖を煽るようになっている


175: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:43:11.805 ID:jZH0FLxf0

ムーンウォーカー(1988、アメリカ)

マイケル・ジャクソン製作の「どうかしてる」映画
まず冒頭、彼の歩んできた軌跡を数十分にわたって延々と見せられる。それが終わったと思ったらいくつかのPVが流れ、そのうち世界を救う物語が始まる
自分でも何言ってんのか分からんが本当にそういう映画なんだからしょうがない。なんの脈絡もなく悪の組織に追いかけられ、マイケルがスーパーカーや巨大ロボットに変身したりするのだ
世の中狙って作った「どうかしてる」映画はいくらでもあるだろうけど、これはたぶん天然モノ
中盤で「Smooth Criminal」のPVがフルコーラス流れるが、ここはさすがに見入っちゃう。マイケルすごい


176: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:43:45.984 ID:jZH0FLxf0

籠の中の乙女(2009、ギリシャ)

社会と隔絶された環境で育つ三人の男女が主人公
過保護にもほどがある両親に育てられた彼らは、言葉の正しい意味すら知らない。「家の外にはネコという超凶暴な獣がいて人間を食っている」なんて父の教えを信じこみ、犬の鳴き真似を練習する様はシュールなコントっぽい
派手なBGMもなくたんたんと描かれる彼らの日常は、観客からするとまさに「非日常の日常」。その不気味さと危うさがクセになる


177: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:44:34.488 ID:jZH0FLxf0

ベニーズビデオ(1992、オーストリア、スイス)

ファニーゲームで有名なハネケ監督作。これもかなり後味悪い
サイコパスの少年を描いたサスペンス風味のヒューマンドラマ。ただ彼が次々と人を殺していく話ではない。映画前半でたまたま少女を殺してしまうが、そのことに一切の罪悪感を覚えていない彼の日常が描かれる
彼は人を殺しておいて本当に何とも思っていない。のんきに家族旅行に行ったりする。それでいてあのラスト。てめーのことは棚に置いてそれかよ!なオチ。思い出しただけでモヤモヤするイヤな話


178: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:45:02.978 ID:jZH0FLxf0

ブレックファストクラブ(1985、アメリカ)

スクールカーストものの原点
土曜日の早朝、五人の高校生が図書室で課題をやらされる。その内容は「自分とは何か」をテーマにした作文。この日、スポーツマン、お嬢様、ガリ勉、不良、不思議ちゃん、と校内では全く接点のない五人が出会い、少しずつ互いを理解し合っていくのだが…
特に好きなシーンは後半、五人が車座になって話す場面。お互いの弱みまでさらけ出し、絆が深まったと思ったとき、「ガリ勉」が「お嬢様」に問いかける。月曜日に会ったら僕らはどうするのか。互いに挨拶するのか。今日のように仲良くできるのか。
ここでの「お嬢様」の現実的な答えと「ガリ勉」のセリフにウルッときた


179: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:46:02.905 ID:jZH0FLxf0

恋しくて(1987、アメリカ)

80年代の青春映画といえばジョンヒューズ。これも彼が携わった一本
主人公は美術部員のぱっとしない男子高校生で、学園のアイドルに片思い中。彼にはボーイッシュな女友達ワッツがいて、いつも彼女に恋の相談をしていた。ところがワッツはひそかに彼に恋していて、打ち明けられずにいる
なんて、設定だけで甘酸っぱい気分になる傑作
とにかくこの映画はワッツの魅力につきる。主人公に好きと言えないどころか、自分以外の女と付き合おうとする彼に協力までする姿がいじらしい
あの子とデート行く前に私でキスの練習してみない?な展開とか、彼のデートの運転手を買って出て恋敵をエスコートするところとか、何度見ても好き。胸がキュンとするとはこのことかと気づかされた


181: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:47:23.612 ID:jZH0FLxf0

マネキン(1987、アメリカ)

自分の前でだけ人間に変わるマネキンとの恋を描いたラブロマンス
うまく言えないがとにかく「80年代!」な感じがたまらない
突然なんの脈絡もなく歌って踊るPV風の演出が始まると「当時は本当にこれが流行ってたんだなぁ」なんてしみじみ。
どこまでもノー天気、だからこそ安心して観ていられる作品。どこがどうとかじゃなく、とにかく雰囲気が好き


182: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:48:35.911 ID:jZH0FLxf0

摩天楼はバラ色に(1987、アメリカ)
ワーキング・ガール(1988、アメリカ)
スプラッシュ(1984、アメリカ)
花嫁はエイリアン(1988、アメリカ)
天使とデート(1987、アメリカ)

まとめて紹介、これぞ「80年代!」な映画たち
ストーリーも勿論面白い(と言いきると若干嘘になる)が、当時の雰囲気を感じられるだけで楽しい。なんでこの時代の映画はこんなにステキなのだろう。ホント、画面が輝いて見える

この中で、一本の映画として特にオススメなのは『ワーキング・ガール』かな


184: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:49:50.973 ID:jZH0FLxf0

ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009、アメリカ)

「ウソ」という概念が存在しない世界が舞台。ウソが無いということは建前や方便も無いので、主人公の冴えないぽっちゃりおっさんは毎日「豚みたい」とか「私があなたみたいな無能の下で働くのは納得いかない」なんて面と向かって言われる。
皆思ったことをそのまま言っているだけなのだが、言われた方は傷つく。当然主人公もうんざりしているが、そんなある日何故か彼だけがウソをつけるようになって…というコメディ
映画中盤、「死んだら何も無くなっちゃうんだろう?」と怯える老境の母に、彼が「人は死んだら素晴らしいところに行くんだよ。そこで愛する人と一緒に暮らせるんだ」と話す
穏やかに死を迎える母だったが、その後彼は「死後の世界を知る男」だという噂が広まる。世界中のマスコミが「何故あなたは死後のことを知っているんですか!」と彼の家に押し掛けててんやわんや
事態をおさめるために、彼は集まった人々にウソをついた。「善い行いをした人は素晴らしいところへ行く。悪い行いをした人はひどいところへ行く。そして雲の上に人がいて、彼がすべて決めているんだ」と
ウソなんて知らないみんなはその言葉に納得。彼は「雲の上の人の声を聞ける男」として有名人に
これはつまり「神の創造」であり、宗教が始まる瞬間。実はこの映画、キリスト教圏のアメリカで「神とか宗教とか全部ウソだから」とぶっちゃけているとんでもない作品なのに、この邦題じゃ伝わらないのがもったいない


185: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:51:30.830 ID:jZH0FLxf0

バニーレークは行方不明(1965、イギリス)

保育園に預けたはずの娘バニーちゃんが、迎えに行くと消えている。警察を呼んで必死に探してもまったく見つからない。そのうち周囲の視線は同情から「本当は娘など存在せず、母親の妄想ではないのか」という奇異の目に変わっていくサスペンス
フォーガットンやフライトプランみたいな人が消える映画の中では古典だが傑作
正直途中で「ま、あんな感じなんだろうな」と結末が読めるんだけど、この映画は予想の先にもう1つ展開がある。「なんだ、やっぱこのオチか…ん?えっ!何それ怖っ!」とビックリ


187: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:52:36.472 ID:jZH0FLxf0

ブラインド視線のエロス(2014、ノルウェー)

事故で失明した奥さんが主人公。失明以来、彼女は家にこもって小説を書くか妄想するかの怠惰な生活を送っている
その妄想というのも「夫がめくらの私を見限って若い女と不倫しているのではないか」というネガティブなもの。当然夫婦間にはすれ違いか生まれていき…
この映画が面白いのはその構成。「現実世界」「彼女の書いている小説」「彼女の妄想」が映画が進むにつれてぐちゃぐちゃに入り交じっていくのが観てて楽しい
会話のシーンでカットが変わると全く別の場所にいて、会話はそのまま続いている、みたいな空想の過程をそのまま映像化したような映像が続く。そういった虚実入り交じる作風の好きな人におすすめの一本


189: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:53:16.556 ID:jZH0FLxf0

不意打ち(1964、アメリカ)

自宅用のエレベーターに閉じ込められた中年女性の恐怖を描いたスリラー
家の外に繋がっている緊急用ブザーを鳴らしても、誰も気にかけてくれない。それどころかたまたま寄ってきたのは浮浪者と売春婦とチンピラだけ。そんなクズどもが主人公を助けるわけもなく、家主の目の前で盗みをはたらきやがる
家で悪さをするのを見ているしかできない主人公のもどかしさと恐怖と怒りがひしひし伝わってきた
ただ観終わってみると、不運な主人公ですら悪者だったのではないかと思わされる不思議な作品。先ほど紹介した『ある戦慄』に似た後味の悪さがある


191: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:54:15.609 ID:jZH0FLxf0

15歳、アルマの恋愛妄想(2011、ノルウェー)

ノルウェーのド田舎が舞台。ある日学校で孤立した主人公アルマが母親ともうまくいかなくなる、そんな日常の中でもがく青春モノ
冒頭、アルマがオナニーしてるシーンから始まるんで度肝を抜かれるが、観終わってみれば甘酸っぱくて爽やかな青春映画だった
特に好きなシーンはアルマが大麻を吸うところ
煙を自分のジャンパー(そう形容するほかないほどダサい上着)に吹きかけ、翌日「ハシシの臭いがついたわ」と友達に自慢する彼女が心に残る。ド田舎なんで、若者たちは悪ぶることが唯一の娯楽なんだろうなぁ、といじらしく思えた
ちなみに15歳の女の子であるアルマがオナニーしたりエッチな妄想にふけるシーンが何度か出てくるけど、全くエロくない。撮り方もそうだろうし、演じた女優が端正な顔立ちで、下品な色気は不思議と感じなかった。残念ながらおっぱいはボディダブルっぽい


192: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:54:56.651 ID:jZH0FLxf0

未知への飛行(1964、アメリカ)

冷戦時代、アメリカの軍事コンピュータが誤作動によりソ連への核攻撃命令を発してしまう。命令を受けた爆撃機は直ちにソ連へ向かい、あっという間に帰還可能ポイントを過ぎてしまう…
設定はキューブリックの『博士の異常な愛情』(1964)だが、あちらがブラックコメディなのに対してこちらはあくまでもシリアスなドラマになっている
全面核戦争を避けるため、米大統領が下した決断に言葉を失った


193: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:55:50.821 ID:jZH0FLxf0

ベッカムに恋して(2002、イギリス)

イギリスを舞台にインド系移民の家庭に生まれた少女が女子サッカーにのめり込み、伝統を重んじる家族と対立する青春スポーツ映画。文化の違いや宗教の違い、男女の違いを扱っている
己の無知をさらすようだが、この映画を観るまでイギリスにインド系の移民が多く住んでることすら知らなかった
扱う題材は一見堅苦しそうにも思えるが、映画自体はそう重苦しい話でもなく、思春期少女の恋愛ものでもあるんで、邦題から想像できるくらいの気軽さで観ても楽しめる


194: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:56:48.726 ID:jZH0FLxf0

バスケットケース(1982、アメリカ)

イメージは『テッド』のホラー版。ただし付きまとってくるのは熊のぬいぐるみではなくシャム双生児の切れ端(兄)
顔に腕が生えただけのフォルムで人を殺しまくり、女の死体の上で無い腰を振る彼の姿は悪趣味で笑っちゃうけど切なくもある
切っても切れない兄弟愛と、兄の束縛から逃れたい思いの間で葛藤する主人公の物語。ホラーだから誇張されてるけど、嫌いなのにほっとけない兄弟姉妹に振り回される話ってのは身近な話のような気もする


195: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:57:44.379 ID:jZH0FLxf0

ダブルフェイス秘めた女(2009、フランス)

8歳以前の記憶がない女流作家が、自伝を書き始めたことをキッカケに身の回りに違和感を覚えるようになり、夫や子供、さらには自分の顔までもが別人に見えるようになってしまうお話
ソフィー・マルソーとモニカ・ベルッチが二人一役で主人公を演じる
映画ならではの視覚的面白さが多い。自分の顔を認識できなくなった主人公の顔が、ソフィー・マルソーからモニカ・ベルッチへぐにゃぐにゃと変わるのをCGで見せてくれる。コロッケの「ロボ五木」みたいな感じ


196: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/01(日) 23:59:17.565 ID:jZH0FLxf0

ラストショー(1971、アメリカ)

1951年のテキサスの田舎町を舞台に、二人の青年の青春時代の終わりと「古き良きアメリカ」の終焉を重ねて描いたノスタルジックな物語
「古き良きアメリカ」とは何かといえばそれは西部開拓時代、カウボーイが活躍していた頃。劇中にもサムという元カウボーイの老人が出てくる
しかし同時に牛を積んだトラックを印象的に写したカットもあり、それはつまりカウボーイが牛を追う時代は終わったってこと。町の映画館のラストショーで主人公の観た作品が西部劇の古典的傑作『赤い河』なのも象徴的
とにかくこの映画に描かれる青春はかなりしょっぱい。何もうまくいかず、結局は田舎でくすぶったまま終わる
誰しも年を取ると「昔は良かった」なんて青春を美化するけど、そんなの嘘っぱちだよね、と教えてくれる作品


197: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:02:03.199 ID:DBOHtTxt0

レーサー光と影(2014、カナダ)

ロードレース界の女王と呼ばれオリンピックにも出場した女性ロードレーサー、ジュヌビエーブ・ジーンソンのキャリアを描いた実話
彼女が活躍していた当時のロードレース界はドーピングが当たり前だったらしい。この映画も主人公である彼女のドーピングが日常化しているところから始まり、あとはひたすら彼女のキャリアとドーピングとの切っても切れない関係が描かれる。
チームもコーチもお抱えの医師も皆共犯で、全て知っている親は見て見ぬフリ。誰も助けてくれない中で、勝つために打つ。トップグループはドーピングが当たり前、打ってなければ同じ土俵にすら上がれない、というロードレース界の闇を垣間見れる 
ドーピングをやめようとした彼女に対して、コーチが言った「クリーンで表彰台に上がれるか!」というセリフが衝撃的

まだ未見だが、同じくドーピングを打っていたロードレーサーの実録ドラマ「疑惑のチャンピオン」という映画もある


199: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:05:17.288 ID:DBOHtTxt0

おやすみなさいを言いたくて(2013、ノルウェー、アイルランド、スウェーデン)

主人公は「アイルランドの英雄」と新聞に書き立てられるような女性報道カメラマン。彼女には愛する夫と娘がいるが、仕事柄いつも家族を家に残して扮装地域を飛び回っている
そんな彼女があるとき取材先で事故に巻き込まれ、療養のためにしばらく家族と一緒に過ごすことになる。そうして初めて、家族たちが味わっていた「待つ者の苦しみ」を知っていく、という物語
一言で表せば「仕事と家庭のどっちが大事なのよ!」なお話。でもそれはアメコミヒーローものが次から次へと作られる現代、とてもタイムリーなテーマでもある
主人公は若い頃から使命感に燃えるタイプで、一度スイッチが入ると周りが見えなくなる
それを如実に表すのが中盤、娘と一緒に安全が確保されているシリアの難民キャンプにいくシーン
ここに想定外の武力攻撃がしかけられたとき、彼女はどうしたか。なんと娘をガイドに預け、自分だけカメラを構えて戦火に突っ込んでいく。ガイドの静止や娘の泣き叫ぶ声も耳には入ってない
事故をきっかけにくすぶっていた使命感が再燃する瞬間であり、主人公と彼女を見守る観客に「彼女には仕事にしか生きられない人間なんだな」と突きつける辛い場面
ただヒーローというのはそういうもので、使命を果たすためには孤独でなければならないと思う。平和のために戦うときに、家族や恋人なんか構ってられない
スーパーマンがヒーローたるゆえんは『スーパーマン2 』のラストで愛する者の記憶を消し、ヒーローとしての孤独を選ぶ切なさにある(だから『4』でデリヘル感覚でヒロインと遊んで記憶を消すスーパーマンには幻滅したもの)
そんなわけでアメコミ映画のような派手さは無いが、テーマは通底しているので普段ヒューマンドラマを観ない人にもオススメ
というか個人的に好きな映画なので多くの人に観てほしい


200: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:07:47.042 ID:DBOHtTxt0

書き溜めはこれでラストです


ショーガール(1995、アメリカ)

スターダンサーになるためにラスベガスへやってきたノエミが、紆余曲折を経てスターダムにのしあがるお話、とざっくり言ってしまえばこれだけの話
そんな映画がこれほどの傑作に仕上がったのは、やはりバーホーベン監督作にいつも出てくる「強い女」の魅力だろう
それまでも男社会でたくましく生きるヒロインは描かれていたが、今作はトップレスショーという女社会が舞台。そこでドロドロバチバチな戦いを繰り広げるのがバーホーベン流の女たち
この映画は彼女たちの生き様をこれでもかと見せつけられるようで、いやらしい気持ちなんか観ている内に吹っ飛んじゃう
そして女社会が舞台とはいったが、その上には彼女たちを利用して金を稼ぐクズ男がいるわけで、女たちは彼らとも戦わなければならない
このストーリーの軸は、主人公のノエミと、彼女が飛び込んだラスベガスのトップレスショー界で女王に君臨するクリスタルとの戦い。この二人はどちらも強い女だが、実はとても対照的な強さを持っている
クリスタルは男たちの欲望を取り込むことでのしあがった女だが、ノエミは男からの一方的な欲望を拒絶する。所詮ストリッパーだろうと軽んじる男を軽蔑し、成功のためではなく自分が寝たい思った男と寝るのだ
劇中、ノエミがクリスタルに「あなたは私に似ている」言われて強く否定するシーンがあるが、それも当然のこと
しかし、そんなノエミがだんだんとクリスタルに似ていっちゃうのが面白いところ
その分かりやすいポイントがドラッグ。映画の前半に、ノエミの同僚がドラッグをやっていて「あなたもどう?」とすすめられるシーンが何度か出てくる
その度に彼女はきっぱり断るのだが、あるとき自分からコカインを吸ってしまう。「あ、この子は変わっちゃったんだな…」と観客に思わせる演出で、そこからノエミの大躍進が始まるが観ている方はなんとも複雑な気持ちになる
ただしこの映画は「ショービズ界で成功したけどすっかりスレちゃった私」な話ではない。どんな輝かしい成功も自分の信条が曲がったことに気づいた瞬間、本人にとっての価値はなくなる
その事に気づいたノエミは、変わってしまった自分と自分を変えたろくでもない街ラスベガスと決別する。あれだけ汚い争いの後にここまであっけらかんと終われるのかと、驚くほど爽やかなラストが素晴らしい


202: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:12:11.647 ID:DBOHtTxt0

長々と失礼しました
本当は教えたかったけど紹介文が思い付かなかったものを、タイトルだけざっと羅列しておきます

悲しみが乾くまで、スケアクロウ、守護神
13F、狩人の夜、フリーダムライターズ
インザベッドルーム、迷宮の女、カラーオブハート
MONZEN、見わたすかぎり人生、ソルジャーブルー
ビッグショットダディ、エドTV、イグジットスルーザギフトショップ
残酷な記念日、ハリウッドブルバード、ザ・ロブスター
この自由な世界で、奇人たちの晩餐会、誘拐犯
ターゲット、恋とニュースの作り方、13ラブ30
go(1999)、カクタスジャック


203: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:16:07.309 ID:DBOHtTxt0

とりあえず大雑把にあらすじだけ

ターゲット(2009、イギリス)
殺し屋一家に生まれ育ったビル・ナイが主人公。「この女詐欺師を殺してくれ」と依頼を受けて女(エミリー・ブラント)を尾行するも、なんだか気になっちゃって殺せない(彼は恋という感情すら知らないのだ)どころか、彼以外の殺し屋に狙われているところを救ってしまう
そんなわけで、殺し屋と女詐欺師の珍道中が始まるクライムコメディ


204: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:19:16.291 ID:DBOHtTxt0

MON-ZEN(1999、ドイツ)

ドイツの中年兄弟が、ずっと憧れていた日本の禅寺に入門する話
ロストイントランスレーションよりもずっと日本をリアルに写し出している


205: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:20:51.874 ID:DBOHtTxt0

go(1999)

麻薬取引をめぐって三つのグループが入り乱れる群像劇
wikiによるとジュニア版パルプフィクションなんて評されているそうな。確かにパルプフィクションよりバイオレンスは薄目で、コメディ色が強い


206: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:22:09.079 ID:DBOHtTxt0

カクタスジャック(2004、メキシコ)

ガイ・リッチー作品が好きなら絶対に楽しめる群像劇


207: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:24:10.312

相当数観てるな
千本超えてる?

210: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:29:22.875 ID:DBOHtTxt0
守護神(2006、アメリカ) 
沿岸警備隊の話。前半は生意気な新人が鬼教官にビシビシ鍛えられる青春もの。後半、一人前になった主人公のピンチに一線を退いていた教官が駆けつける、って流れがベタだけど熱い 
沿岸警備隊の主人公が海軍から馬鹿にされるシーンが興味深かった 

>>207 
4200本くらい 
 

209: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:26:29.276 ID:DBOHtTxt0

恋とニュースの作り方(2010、アメリカ)

低視聴率番組を任されたプロデューサーが奔走するヒューマンコメディ。難題続きで行き詰まった主人公がトイレで壁にガンガン頭打ち付けながら頑張る話。文字にするとひどいシーンだが、レイチェルマクアダムスが演じてるからかわいくて笑える
テレビ局を舞台にすると、古くは『ネットワーク』みたいに「テレビ人は視聴率のためならなんでもする」みたいな批判が入れ込まれるが、これはそういう色が薄く気軽に楽しめる


213: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:32:44.742 ID:DBOHtTxt0

13F(1999、アメリカ)

VRの研究をしている主人公が殺人事件の容疑者にされてしまう
被害者は自分の上司で、彼が度々仮想現実に行っていたことを知った主人公が、真相を明かすために現実と仮想現実を行き来するSFサスペンス
こんな設定、聞いただけでワクワクするよね


216: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:37:18.837 ID:DBOHtTxt0

ビッグショットダディ(2009、アメリカ)

作家になりたいけど芽が出ずに教師をやってる中年親父が主人公。ある日息子が首締めオナニー中に死んでいるのを見つけてしまう
親父は息子の名誉のため、偽装工作によって自殺に見せかけようと画策。そのときに十代の学生が書きそうな、悩めるボクの日記的なものをでっち上げる
するとそれが学校中に広まって生徒たちの共感を生み、生前は目立たなかった息子が夭逝の天才のようにまつりあげられてしまい…
大衆よアホさを思い知らされるコメディ


219: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:42:50.393 ID:DBOHtTxt0

13ラブ30(2004、アメリカ)

冴えない13歳の女の子が、「早くイケイケのオトナになりたーい」と願ったら本当に30歳になっちゃうラブコメ


220: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:46:05.947 ID:DBOHtTxt0

狩人の夜(1955、アメリカ)

ロバートミッチャム演じる悪役が忘れられない傑作。映画史に残る悪役ベストテン、みたいなランキングがあると必ず入ってくるキャラクター


222: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:53:46.714 ID:DBOHtTxt0

カラーオブハート(1998、アメリカ)

50年代のホームコメディドラマが好きな男子高校生がドラマの世界に入り込んでしまう話
いわば「バックトゥザフューチャー」の逆。あっちは高校生が50年代に戻って現代をより良くする話だが、こっちは高校生が50年代に戻って、50年代の世界をより良くする話
ロバート・ゼメキス作品だと50年代が古き良きアメリカのように描かれるが実際はそうでもなかったようで、2000年代あたりになって当時を描いた作品が多く作られた
すでに紹介した「モナリザスマイル」もそうだし、「レボリューショナリーロード」や「エデンより彼方に」などなど


223: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 00:55:57.520 ID:DBOHtTxt0

見渡すかぎり人生(2008、イタリア)

大卒でブラック企業に就職した女性の話
人生は悲劇だが、客観的に観る者にとっては喜劇。そんな感じのヒューマンコメディ
ケセラセラにのせて踊るラストが好き


225: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:04:34.742 ID:DBOHtTxt0

エドTV(1999、アメリカ)

低視聴率に悩むテレビ局が「平凡なアメリカ人の生活を24時間中継する」という企画を立ち上げる。この映画の主人公はその対象者となった男
設定だけでいえば、本人が自覚してるトゥルーマンショーみたいな感じか
初めはキャッキャ言いながら楽しんでた主人公も、そのうち家族との関係がこじれはじめて大変なことになっていく


226: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:08:10.595 ID:DBOHtTxt0

残酷な記念日(1968、イギリス)

べティデイビスが独眼でクソッタレの鬼姑を演じた作品
彼女は息子たちを自分の所有物のように思っていて、当然彼らの嫁が気にくわない。そんなわけで延々と口撃しまくる
ただし嫁も黙っちゃいない、「あんたの片目も潰してやろうか!」と脅す、そんな女たちのドロドロぐちゃぐちゃなドラマ


227: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:11:10.060 ID:DBOHtTxt0

誘拐犯(2000、アメリカ)

俺たちに明日はないに影響を受けたと言うクライムアクション
みどころはなんといっても銃撃戦。銃器に詳しくない俺も観てて「監督相当こだわったんだろうなー」と熱意をひしひしと感じた


228: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:15:07.305 ID:DBOHtTxt0

この自由な世界で(2007、イギリス)

底辺から抜け出した人は、自分達を搾取していた人間を反面教師にしてくれるのか?
いや、実際は自分がされたことと同じことをしていくんだろう。誰も底辺には戻りたくないもの。そんなことを思ってしまうヒューマンドラマ


229: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:17:01.795 ID:DBOHtTxt0

ロブスター(2015)

パートナーがいないと動物にされる、というワケわからん世界を舞台に、リア充VSもてない奴らの戦いを大いに誇張し皮肉った、シリアスなコメディ


231: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:18:33.997 ID:DBOHtTxt0

イグジットスルーザギフトショップ

億単位の値がつけられた抽象画や現代アートなんかを見て「アートって何だよ!」と思っている人におすすめのドキュメンタリー
結局アートってなんなんだよ!


233: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 01:29:04.340



236: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/01/02(月) 03:09:42.117

あと東映の「大殺陣」がやっとDVDになったので超オススメ
黒澤時代劇に真っ向勝負を仕掛けた東映集団抗争時代劇の傑作
工藤栄一最高!

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♯58586
多すぎィ
♯58590
おすすめは
12モンキーズとヘルレイザーかな
この二本は大人になってから見ると全然違う印象だった
子供のとき見たって人はもう一回楽しめると思う
♯58642
つい先日、今まで見た映画をリストアップしたら300本程度見てたんだけど
この人の紹介したのは数本しか知らなかったわ。趣味の違いってすげえな・・・

結構面白そうなの多いしこういう人がいるとむっちゃ嬉しい
かうんたっく

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